Lovely Xmas ♡【 JW赤×緑】 (ページ32)

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｢重岡先輩！｣ページ32

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「重岡先輩！僕と付き合ってください！」
「むり」

桃「もう何連敗目か数え切れへんわ｣
「フハッ、そりゃぁねえ」

高校1年生、春、俺は運命的な出会いをした。

この学校の生徒会長である、重岡大毅先輩に、恋に落ちた。

入学式で新入生代表の挨拶をする俺は、めっちゃくちゃ緊張してて。
そこで話しかけてくれたのが、重岡先輩だった。
あのとき声をかけてくれた言葉は、一言一句間違うことなく、脳内再生出来る。

_____フハッ、ガッチガチやなぁ(笑)

_____大丈夫、リラックスして？

俺を落ち着かせようとして微笑んだ彼は、誰よりも素敵で、美しかった。恋に落ちるのなんて、一瞬だった。

緊張なんてすっ飛んで、気づけば口にしていた想い。

_____すき。

_____え？

_____好きです、付き合ってください

_____怖、自分、何言うてんの？

今までの天使のような微笑みはなんやったの？というレベルで、本気でドン引きした顔。あの顔も、一生忘れられない、俺と重岡先輩の、大切な思い出だもん。

桃「毎回毎回振られて、よォメンタルやられへんな？」
「やって、振られてる理由が好きな人がおるからとかならまだしも、むりだけやで？可能性あるってことやろ？」
桃「ポジティブすぎるやろ…脳内どないなってんねん…」

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