千秋楽当日 ページ28
至さんの隠し事を暴いてからはや数日。
｢ここはどうしますか！？｣
｢あ、そこは前回と同じ流れでお願いします！｣
あれから特にバレることは無く、俺達MANKAIカンパニーは無事に千秋楽当日を迎えていた。
俺は助監督と言うのもあり、公演期間中ずっと支えてくれてた裏方の皆さんと最終確認をする。
ここだけの話だが、裏方さんの知り合いに一人衣装関係のプロがいるらしい。
なんでも、実際に人気他劇団の衣装とか頼まれてるんだとか。
しかも運のいい事に弟子を探してる……と。
｢え！？｣
｢けどちょ〜っと癖が強いのよね〜｣
マジか。でもこの際相手の人柄なんて気にしてられないよな。いや雄三さんみたいなのはちょっと避けてほしいが。
けど幸以外でこの世界に衣装作れる知り合いなんていないし、これは完全なるチャンス！
｢それ、俺でよければぜひお願いします！｣
返事は超早かった。
ちなみにその後他の裏方である皆さんからもお誘いを頂いたけど、まぁその辺は割愛するとして。
そんな事をしている内にあっという間に時間は過ぎ、開始までの残り十数分となった所で俺は春組の楽屋へと戻る。
(すっかり遅くなったな……)
皆は大丈夫かと不安に思ったが、それは杞憂だったらしい。
扉を開けると、入口付近では真澄に咲也、そして綴に監督さんが談笑していた。
｢セリフ忘れるなよ｣
｢大丈夫だよ！｣
｢脚本ウケてくれ〜！｣
｢はは、お前ら随分気合い入ってんな｣
年相応の緊張や興奮が見て取れる三人を笑う俺に気付いたらしく、いつもみたく嬉しそうに俺の名前を呼んでくれる咲也達。
この調子なら、本番もきっちり自分の仕事をやってくれるだろう。
｢ごめんね。本来私の仕事なのに……｣
少し申し訳なさそうに視線を落とす監督さんだったが、俺は手を小さく振って否定する。
｢いえ、監督さんは開始直前まで役者といた方がいいですし。こういうのは俺に任せて下さい｣
その他照明等も問題がなかった事を伝えると、監督さんは花が咲いた様な笑顔でお礼を言ってくれた。ほんとしんどい。
｢アンタ、抜けがけしすぎ｣
案の定、俺を羨ましそうな目で睨んでくる真澄。ようやくこの目にも慣れてきた。
というか、どうせお前はこの後美味しいとこ持ってくんだから気にすんなよそんな事。
｢ま、真澄はあと数年ってとこだな｣
挑発気味な笑いを真澄に向け、睨まれながらにその場から離れる。
そのまま俺の荷物の方へ向かうと、途中でシトロンさんに呼ばれた。
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祐(プロフ) - こずめさん» お返事遅くなりました！(名前変わっててすみません)もう文章からこの作品を好いてくれてるのが凄く伝わってきます私も貴方様が好きですありがとうございます。夏組編もよろしくお願いします！ (2018年7月21日 23時) (
レス) id: 71340f3351 (このIDを非表示/違反報告)
Syu(プロフ) - みかさん» お返事遅くなりました！本当ですか！？みかさんのA3!との出会いに関われたなんて嬉しいです！この作品書いてて良かったです・ﾟ・(つД｀)・ﾟ・ (2018年7月21日 23時) (レス) id: 71340f3351 (このIDを非表示/違反報告)
Syu(プロフ) - イオリさん» お返事遅くなりました！そう言って貰えて凄く嬉しいですヽ( ´ ▽ ` )ノ私も夏組大好きです！ (2018年7月21日 23時) (レス) id: 71340f3351 (このIDを非表示/違反報告)
Syu(プロフ) - 翔香さん» コメントありがとうございます！大変お待たせ致しました！またこれからゆっくりではありますが続ける所存ですのでよろしくお願いしますヽ( ´ ▽ ` )ノ (2018年7月19日 16時) (レス) id: 71340f3351 (このIDを非表示/違反報告)
Syu(プロフ) - Lilyさん» コメントありがとうございます！初期の頃からずっと支援してくださっていたなんて嬉しい限りですヽ( ´ ▽ ` )一応冬まで続ける所存ですので、これからも読んでやってくださいませ＼( 'ω')/ﾊﾞｯ (2018年7月19日 12時) (レス) id: 71340f3351 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祐 | 作成日時：2018年3月13日 10時
