Two of feeling ページ31
彼女は何も言わなかった。
だから、そのまま抱きしめてた。
そして改めて感じる
彼女の体の小ささや幼さ。
首筋から感じる緊張。
小さな心音。
暖かい体温。
感じるものが増えれば増えるほど
彼女はまるで自分の一部になるようでもあって
触れてはいけないものに触ってしまった罪悪感もある。
欲望と罪悪感っていう一番一緒にいてほしくない感情。
できるものならば
今すぐここで押し倒してしまって、
溶けてしまうくらい熱いキスをして、
君の全てを手に入れて、
自分の中に閉じ込めてしまいたい。
そんな欲望と拮抗するかのように、
夢を語る彼女の涙や、
今も首筋から感じる緊張や、
初恋もまだと頬を赤く染めながらいう純粋さや、
体から感じる幼さが頭の中を占領して
自分の欲望を押さえ込ませる。
その力はどんどん強くなって
罪悪感へと変わっていく。
子供のような無邪気な笑顔と
子供のように純粋な心。
それが大好きなはずなのに、
それは自分を一番苦しめてる。
そんな中、君は何も知らないから
俺の背中に手を回そうとしてる。
そうだよ、そうしてよ。
頼むから、今はやめてよ。
こうやって二つの感情は
大きく大きくなっていくんだ。
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Ritsuka(プロフ) - わたあめさん» わたあめさんコメントありがとうございます!最高に嬉しいお言葉です!!期待にお応えできるような作品になるよう頑張って書いていきます!! (2017年9月30日 23時) (レス) id: ea33a58a10 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - このお話すごい好きなのでこれからも頑張ってください!! (2017年9月30日 22時) (レス) id: 6f9593d8e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ritsuka | 作成日時:2017年8月10日 20時