妖が12匹 ページ13
「……え」
「いや〜近くでいるとますます別嬪さんだァ!猗窩座殿に免じて食べはしないけど………違う意味で食べてしまいたいな〜」
と、顔をギリギリまで近ずけて言う鬼
いや………
上弦の弐
瞳にハッキリと書かれている
なるほど、だからあんなに気配を上手く隠せたのか
ていうか、弐ってことは猗窩座より強いって事だし、こりゃ大人しくしてた方が良さそう
などと考えてると今度は猗窩座が私の腹に手を回して自分の方に引きずり戻す
「触るなと言ったのが聞こえなかったのか…?童磨」
「わぁ怒っているね〜。でもそんなに怖い顔してると、その子が怖がるよ?」
「お前がいなければこんな顔はしない、さっさとどっか行け」
「えー酷いなー!俺はただこの子と仲良くなりたいだけなんだ。ちょっと貸してくれないかい?」
とまた私に手を伸ばそうとしたその時
((((ゴシャッ!!
猗窩座が童磨の頭を吹っ飛ばした
素手で
「…………ッ」
「ふざけるな!!いい加減にしないと殺すぞ!?!?」
いや…もう殺しかけてるじゃん
頭吹っ飛ばしたじゃん
「痛いなぁ、貸してくれるくらい良いじゃないか。食わないって言ってるだろう?」
すぐに童磨の頭が出てきた
…………再生するスピード早
さっきぶっ飛ばされたのにいつの間に…
「そう言う問題ではない!!こいつは俺と夫婦(めおと)になる!!他の男に貸してやる義理は無いと言ってるんだ!!」
ちょっと待って、着いていくとは言ったけど夫婦になるとはいってない
絶対こいつとの子供産むとか地獄1周旅行より嫌だ
て言うかなに恋人みたいなこと言ってんだよこの鬼
「へえ……いくら可愛い子だからって人間と結婚?なかなか凄い発想をするねー。
猗窩座殿とは思えないよ」
と、猗窩座に笑顔で言う
しかし目は確実に笑っていない
「それがどうした?俺が決めたことだ、お前につべこべ言われる筋合いはない」
「まぁないには無いけど………なんで人間なんかを好きになったんだい?」
((ビキッ
「……………は?」
「何を言っている。ゆいにそんな感情はない、子孫を残し己を鍛えるためだ」
青筋をたてて静かに言う猗窩座
しかし
「はは。それこそ違うよ、猗窩座殿」
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美穂(プロフ) - 終わってしまって寂しいです (2022年8月10日 14時) (レス) @page22 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくり四つ葉 - 素晴らしい作品をありがとうございます! (2020年8月26日 18時) (レス) id: 135b7cf6d1 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - イメ画上手ですね。 (2020年6月28日 8時) (レス) id: 053924f0e5 (このIDを非表示/違反報告)
霊夢たん! - 無惨様怖っ、更新頑張ってください!続き楽しみにしています! (2020年6月21日 19時) (レス) id: 196d7d8985 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ナタデココさん» 誤字すみません至急なおしますm(_ _)mご指摘ありがとうございました! (2020年6月11日 21時) (レス) id: 94fcd95241 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:爆音小僧 | 作成日時:2020年6月1日 21時