妖柱は愛される【鬼滅の刃】

妖が6匹 ページ6

煉獄さんはいつもの笑顔だが、確かにいつもより殺気がすごい様だ




「あの煉獄さん……私別に平気なのでその殺気をどうにかしてください」




「断る。宇髄がどかないかぎり殺気も刀も収める気はない」




大声ではない落ち着いた声


うん。ガチギレの証拠だ







「はぁ……宇髄さん、こんな状態じゃ上弦どころじゃないですよ。お願いですからどいて下さい」



「………ン〜…そうだな。それも一理ある」



「一理どころか百理ありますよ」



「仕方ねーな、離してやるか……」




そう言って素直に離れる宇髄さん


それと同時に刀を収める煉獄さん





両者とも別に仲が悪いってわけじゃないんだが、何故が私が絡むとこうなるのだ




まあしかし、これもいつもの事なので私はあんまり気にしてない




「いつもどおり仲良くしてくれればいいのに……宇髄さん、今度はいきなり抱きつかない出くださいね」




「まぁ考えとくわ………今お預けされたぶん後で接吻するけどな」




((ｶﾁｬ………




…………せっかくおさまったのに



いまの爆弾発言で煉獄がまた刀に手をかけてしまった






「宇髄さん、私の言ったこと理解してないでしょ。」


「んー？まぁな〜」




なんの悪びれもなくいう宇髄さん



「お前は俺の4人目の嫁だから、俺が何を言おうと勝手だっていいてぇだけだよ」





「…………っ!!!」ｿﾞﾜｯ






ゾワッてした


え？凄くゾワッてした






いや宇髄さんの言葉にじゃなくて、煉獄さんから放たれるおぞましい殺気に





「………宇髄、言っていい事と悪い事があるぞ」



「あー？別にゆいはお前の女じゃねーだろうがよ。俺が何を言っても勝手だ」



「確かに俺の女ではない…だが本気で惚れてるのも事実。それを分かっていてその発言は許し難い」



「けっ、そりゃこっちのセリフだぜ。煉獄」



((ｶﾁｬﾝ




宇髄さんまで背中の刀に手をかける




「………あーあ、もう勝手にして下さい」




流石にさっきの煉獄さんにはビビったけど、この流れなら最後に泥試合になって終わるパターンだ



刀を使っては隊律違反になるため、刀に手をかけていたり抜いたとしてもすぐにおさめるという暗黙のルールがあるらしい




そして最後に取っ組み合いのガキのような戦いになるのだ



そりゃもうぶん殴ったり飛び蹴りをしたりの









「全く……ここで上弦の参が来ても知らないですからね…」









、









「素晴らしい……！」

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