妖が14匹 ページ15
「ッ………ンブ!?」
鬼舞辻と思われる鬼に圧倒されていると、いきなり童磨に抱きしめられ
「これはこれは無惨様!!ご安心くださいこの子は猗窩座殿の花嫁、危害は加えないでしょう!!」
と、頭をなでなでと撫でながら言う
頭撫でるの好きすぎでしょこの人
「猗窩座の嫁だと?猗窩座、どういう事だ?」
「はい…先程3人の柱と遭遇したさいの1人で、他の柱にはない才能と技術を感じたため俺の嫁とし、子孫を残す事で我らの為にもなるかと判断しました」
私たちと話す時とは大違いな丁寧な言葉遣いで鬼舞に話し出す猗窩座
やっぱりこいつが無惨だったのか
随分と色男だけど、なんか上から目線でムカつくな
同じ上から目線の色男でもまだ宇髄さんの方がマシ
「猗窩座……お前は何を勘違いしている………?」
そんなことを考えていると、いきなり辺り一面が凍るような感覚を感じた
無惨が怒っているのか、ちのはてに引きずり込まれるような声で猗窩座に言いかけている
「ッ………」
その声と態度には、童磨はともかく猗窩座も少し身震いしているようだ
私もありえない速さで血の気が引いていく
「柱と遭遇したにも関わらず殺さずにここに来て、挙句の果てに人間を……それも柱を嫁にする?貴様の頭には何が詰まっている?低脳にも程があるぞ」
「ッ………申し訳ありません…」
「誰が喋っていいと言った、黙れ。そんなことをしている暇があるなら1人でもおおく鬼殺隊を殺し、青い彼岸花を探してこい。
こいつは今ここで殺せ」
「ッそれは!!」
「………それは……なんだ?」
まさに見下すとはこのことと言わんばかりに猗窩座を見下ろして言い放つ無惨
てか、やばいぞ
私このままだと殺されるじゃん
やだよ、鬼にされるなら死んでもいいけどなんでこいつの独断と偏見で殺されにゃあかんのだ
そして、
何故無惨が藤堂家に代々伝わる青い彼岸花を知っているんだ
「どうした猗窩座、早く殺せ。お前がどう思っていようがこいつは敵だ殺せ」
「ッ……………承知、しました」
再び無惨に命令され渋々私に向き直る猗窩座
多分殺される
そう思ったが、私には今思いついた秘策があった
「あ、あのぉ………」
確実に殺されるというこの状況で放った一言
その言葉に3人は一斉にこちらをみた
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美穂(プロフ) - 終わってしまって寂しいです (2022年8月10日 14時) (レス) @page22 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくり四つ葉 - 素晴らしい作品をありがとうございます! (2020年8月26日 18時) (レス) id: 135b7cf6d1 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - イメ画上手ですね。 (2020年6月28日 8時) (レス) id: 053924f0e5 (このIDを非表示/違反報告)
霊夢たん! - 無惨様怖っ、更新頑張ってください!続き楽しみにしています! (2020年6月21日 19時) (レス) id: 196d7d8985 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ナタデココさん» 誤字すみません至急なおしますm(_ _)mご指摘ありがとうございました! (2020年6月11日 21時) (レス) id: 94fcd95241 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:爆音小僧 | 作成日時:2020年6月1日 21時