46話 ページ46
翌朝、琴音が慌てて起きると時刻は9時を回っていた。
去年まだ今の学校にきたばかりの頃から岡村先生の後ろをひたすらついていた結果、今年は部活や委員会、岡村先生と同じになった。
更に2人とも仕事が出来ると評価され、サッカー部と生徒会という一番大変なものばかり担当に回ってくる2人は学校一の苦労人とも言える
最近休日にも関わらず家を空けることが多い琴音。今日も相変わらず忙しい彼女は、昨夜飲み過ぎて重たい体を引きずりながらなんとか学校に向かった
「おはようございます」
「お！琴音先生おはよ！」
「おはようございます。岡村先生」
「早速だけど、部活行くぞ！」
「はい！」
2人はグラウンドに出る
「琴音先生。元気になりましたね」
「そうですね。良かったわ」
「琴音先生が元気だと、俺まで元気になるんすよね」
「奇遇ですね。私もですよ。」
部活が終わり、全校集会に向けての打ち合わせも無事に終えた2人は資料室で少し休憩していた
「今日の琴音先生元気だね」
「そうですか？」
「この間まで哀愁放ってたじゃないすか」
「あ、哀愁って……」
「彼氏とは仲直り出来たの？」
「だから彼氏じゃないですって！」
「えー？彼氏じゃなかったら何？」
「んー……一緒に住んでる人？」
「同棲してんの！？やっぱ彼氏じゃん！」
「だから違います！そもそも私は彼氏なんていませんし！」
「へぇー。でも、一緒に住んでるんだから気になるなーとか思わないの？」
「べっ別にちょっとは気になることも無くはないですけど…」
「またまたぁ〜ツンデレじゃないですか〜」
「そんなんじゃないです！からかわないで下さい！」
「ごめんごめん。でもさ、男の方は気になってると思うけどな。琴音先生モテそうだし」
「モテませんよ。全然です」
「えー？じゃあ今まで何人彼氏いたか言ってみ？」
「今までは…３人くらい？」
「そこそこいるじゃないすかー！」
「中学３年間だけですよー？」
「え"。３年間で3人？」
「はい」
「モテモテって琴音先生みたいな人のことをいうんですよ？」
「そうですか？私は"たらし"って呼ばれてましたけど？」
「たらし？」
「はい。男垂らしって呼ばれてました」
「えー、全然そんなことないと思うけどな。ちなみになんで別れたの？」
「一人目は、部活と勉強に専念したいから。二人目は冷めたから。三人目は……あんまり思い出したくないです」
「そっか。無理に話さなくていい」
(ふられたんだろうな)
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カイリ(プロフ) - 結衣さん» 私からも、お知らせありがとうございました。ご冥福をお祈りします (2017年8月30日 21時) (
レス) id: e91033920e (このIDを非表示/違反報告)
灯霧(プロフ) - 結衣さん» お知らせありがとうございます。お名前を外させていただきました。リル様のご冥福をお祈りします。 (2017年8月30日 9時) (レス) id: 0aa059a6b7 (このIDを非表示/違反報告)
結衣 - リルは私の友達なのだけれど、この作品が出来た頃に交通事故で遠い空に旅立ったのだからこの小説のことはどうにもできません (2017年8月25日 0時) (レス) id: 12a171e478 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カイリ＆灯霧
x他2人 | 作成日時：2017年5月13日 22時
