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授業が終わって、次の授業の為に教室を移動しようとしたらメールが届いた
翔太くんから送られてきた内容に思わず立ち止まる
「こら。ラウール、廊下の真ん中で携帯をいじらない。
みんなが通れないでしょ。」
教材を持ったあべちゃん先生に注意されたけど
それどころじゃないんだって！
「緊急事態なんで」
「もう。他の先生に見つかったら没収されちゃうよ。
ほら、こっちおいで」
あべちゃん先生のお城こと
物理の教材室に連れ込まれた
「康二が大変なの？」
「うちの康二くんを呼び捨てにしないでもらえますか」
「えぇ〜いいじゃん。
俺の康二になるかもしれないし」
「させませんから」
「ちぇ〜ケチ。ちょっとくらいイイじゃん」
ぷく〜って頬を膨らませて…
このあざと可愛い顔に落ちるんだろうけど
「諦めてください」
「んふっ。久しぶりに会ったよ、俺に落ちない人」
「康二くんも俺とは違う意味で落ちないですよ。」
「ピュア過ぎるもんね〜そこが美味しそうなんだけど。
まぁ、あのタイプは食べられた相手に一気に落ちるんだろうなぁ〜」
一気に落ちる⁈
「どうしたの？大丈夫？」
あべちゃん先生が “先生らしく心配した顔” をした
「康二さんに何かあるの？」
俺が嫌がらないように
ちゃんと “さん付け” してくれて…
「康二くんを狙ってるヤツと一緒にご飯食べることになった…
しかも、康二くんがかなり懐いてる人らしくて…
落ちちゃうかな…」
「ん〜俺が思う限りでは落ちないんじゃないかなぁ〜
康二さんの恋愛スイッチが完全にOFF状態だと思うから」
「恋愛スイッチ…」
「ONにならない様にすれば大丈夫だと思うよ。」
ONにならない様に…
「ほら、授業始めるから携帯しまって急ぐ急ぐ。」
康二くんの恋愛スイッチがどこにあるのか？
必死で考えながら教室に向かった…
続く
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momo - 僕snowman推しなんですよ！良かったらお話でもしませんか？ (2021年3月3日 19時) (
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作者名：桜・春 | 作成日時：2021年3月3日 19時
