愛縁キエン

mm ページ17

「康二が俺の専属スタイリストになれば毎日会えるって言ってるでしょ」

「も〜めめは会う度にそれ言うんやから〜
雑誌の仕事が好きやから無理 言うてるやん」

「じゃぁ、一緒に暮らす？毎日会えるよ？」

「無理無理。今、甥っ子と暮らしてん」

「えっ？甥っ子いたんだ。いつまで預かるの？」

「預かったんやなくて、引きとったん。」

引きとった？

いやいやいや。
なんのために今まで我慢したと思ってんの！
康二を一生 俺のものにする為に少しずつ距離をつめてんのに

いや…チャンスか？

「一人で育ててるの？俺が一緒に暮らして手伝うよ。」

「大丈夫。甥っ子いうても高校生やし」

「高校生？」

「ハーフのめっちゃカッコイイ甥っ子だよな」

「なんで しょったが自慢するん？」

翔太くんのドヤ顔が気になる

まさか同類⁈

「翔太くん居たんだ」

毎回、俺と康二のイチャイチャタイムを邪魔する渡辺翔太

ムカつくよね

「目黒が入って来た時から居たよ。
思いっきり無視しやがって」

「俺には康二しか見えないから。ごめんね。
ねぇ、俺 会ってみたいなぁ〜そのカッコイイ甥っ子くん」

「ええよ。予定が合う日とかにご飯行く？」

「今夜は？番宣が終わったら仕事終わりだし。
康二は？仕事？」

「俺も終わり一緒。
でも、しょったと甥っ子とご飯行く約束してて…」

「俺も一緒に行って良いよね？翔太くん」

「しょった…一緒でも良い？」

「あぁ…うん…涼太に一人増えるって言っておく」

高校生の甥っ子ねぇ〜
邪魔だなぁ〜

ru→←『ラスボス』mm

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す