彼氏とラーメン食べに行ったら有名カップルになりました。え、なんで？【時透無一郎】

1枚のチラシ ページ2

『ねぇ、時透くん』



私はいま1枚のチラシを片手に時透くんを睨みつけている。





時透「...なに？」




何故そんなに怖い顔をしているのかと言いたげな表情をしている








『お腹空かない？』




時透「ふろふき大根作ってくれるの？」





『作らない』






時透「なぁんだ」





『おいおい興味を無くすな...』




『これを見てみろ！！！』



ﾊﾞｯ




時透「なにこれ」







これは...







キメツラーメン店オープン







時透「キメツ、ラーメン店？」




『そうそうそう！！美味しそうじゃない？？』





時透「いいよ、行こっか」





話が早い！よっ！優男！！




『やったぁ！！(表だぁ！！)』←t治郎氏




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿








時透「A、まだー？」






『もうちょっと！！』






さすがにすっぴんを世間に晒す訳にはいかない






『まつ毛あげてっ、と...』






時透「もう、いつでも可愛いから、早く行こ？」







ぐはっ、(吐血)






『できた！よし、行こ！』








＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿








ｶﾞﾁｬ





『寒すぎんか』





そう言うと何も言わずに手を繋ぐ時透くん






もはやお決まりすぎて何も思わない()








時透「キメツラーメン店ってどこにあるの？」





『えとね、』




チラシを見直す






『キメ塚駅前！』








時透「あ、近いんだ」





時透「そういえば今日さ、ここらへんで全国放送で生放送されるんだって」







『え、全力で写りにいく』








時透「やめて？その顔晒さないで？」







うんうん、慣れてる慣れてる



慣れてる...




『うわぁぁぁぁあん』



時透「その泣き真似いいから」




『かたじけない。』

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