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『おはよう、』
「おはよう」
いつもの朝、
すばるとは、毎朝、学校近くの公園で待ち合わせて学校に行く。
朝は毎日だるそうな、不機嫌そうな彼を横目で見ながら言う。
「すばるは、毎朝、眠そうだよね」
するとすばるは眠そうな顔のまま
『お前もな、』
ってわたしのはなをつまんだ。
『逆に、朝から元気なやつなんておんの、』
「いるじゃん、いっぱい。学校のみんなは朝から賑やかでしょ、いっつも。」
『それもそやなぁ、どうやったらあんな元気出るんやろ。...まぁ、あんな無駄な元気俺にはいらんけど。』
「確かにね、あんなのいらない。
無気力くらいがちょうどいいよね。」
朝から、なんとも気だるい会話を交わしながらゆっくり歩く。
こんな朝が一番わたしたちらしい。
意外とすきなのよ、こんな毎日。
毎日がすき、なんて
楽しいなんて思えたのは
いつぶりだろう。
もう覚えてないくらい前だ。
気づけば毎日が嫌いになっていたから
明日なんて来なければいいと思っていたから
もう一度だけ
明日が来るのが楽しみなんて思える日が来たことが少しだけ嬉しい。
(評価してくれると嬉しいです!!)
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作者名:ふぅりん | 作成日時:2018年11月28日 21時