今日:9 hit、昨日:18 hit、合計:6,681 hit
小|中|大
12 ページ12
・
教室を飛び出し近くの女子トイレに飛び込んだ
乱れた呼吸を何とかして整え
大きく深呼吸した。
(どうして私はいつもこうなんだろう、)
ただ少し手を触られただけ
悪意も他意も全くなかった。
全人類の男の人があの時の人と同じだなんて思っては無いし、いい人も沢山いるだろうと思う。
けど、傷を負った私の体はそれを理解してはくれなかった
私はその場でしゃがみこみ
湧き上がる涙に耐えきれなかった。
普通とはかけ離れたこの暮らしが嫌だった
普通に友達と遊んで恋人を作って、
電車に乗って学校へ行く。
そんなごく当たり前の生活が自分に出来ないことも
親の手を借りなければ外に出ることも出来ないことも
状況に甘んじてなんにも努力してこなかった結果だ
私はあの日からずっと変われずにいる。
私は、
「変わりたい…………」
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
49人がお気に入り
49人がお気に入り
設定タグ:探偵チームKZ事件ノート , 探偵チームKZ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おはる | 作成日時:2023年5月24日 22時