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教室を飛び出し近くの女子トイレに飛び込んだ


乱れた呼吸を何とかして整え
大きく深呼吸した。




(どうして私はいつもこうなんだろう、)




ただ少し手を触られただけ

悪意も他意も全くなかった。



全人類の男の人があの時の人と同じだなんて思っては無いし、いい人も沢山いるだろうと思う。

けど、傷を負った私の体はそれを理解してはくれなかった




私はその場でしゃがみこみ
湧き上がる涙に耐えきれなかった。


普通とはかけ離れたこの暮らしが嫌だった

普通に友達と遊んで恋人を作って、
電車に乗って学校へ行く。


そんなごく当たり前の生活が自分に出来ないことも
親の手を借りなければ外に出ることも出来ないことも


状況に甘んじてなんにも努力してこなかった結果だ



私はあの日からずっと変われずにいる。






私は、








「変わりたい…………」









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作者名:おはる | 作成日時:2023年5月24日 22時

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