#16 ページ16
「さ、何食べる？」
「…何でもいいですか？」
めちゃくちゃ高い店だったらどうしよう。
山田はいろんな店知ってそうだしなぁ。
まあでも、ここは年上として。
「うん、何でもいいよ」
「ほんとですかっ！俺、最近オープンした居酒屋行ってみたいです」
居酒屋…？俺の聞き間違えかと思ったけど、そんなわけないもんなぁ。
「あ、居酒屋って、あの最近オープンしたとこ？」
俺と山田の家の丁度真ん中当たりにオープンしたばかりの居酒屋。
創作料理が美味しいと、マンションの人たちが話していた。
「そうです！！まだ行ったことないんで、その、連れてってほしいなぁ、って」
あぁ、可愛いの渋滞が発生してる。
ほしいなぁの部分、ちょっと恥ずかしげに言うとこ、上目づかいのとこ、可愛い!!
「…よし、行こっか。その代わり、お腹いっぱい食べろよ〜」
「はいっ！」
小さな口でもぐもぐしてる姿を今日こそ写真撮るんだという、個人的な目標を掲げ、店に向かった。
.
「生ビール2つお願いしまーす。あ、あとお刺身の盛り合わせを。」
とりあえずビールを、なんて古いかな。
なんて考えつつ、様子を窺う。
「伊野尾さんっ！」
「…ふぇっ！」
突然呼ばれたものだらから、恥ずかしい返事をしてしまった。
「…ごめん、さっきの忘れて。めっちゃ恥ずかしい」
山田はケタケタと笑うのを止めない。
「あー、おもしろい。ふぇっ！って、どこの人ですか？」
イラつくなぁ、可愛いけど。可愛いけど！！
「もういいから！！で、何で俺に話しかけたの？」
「あ、あの、こい…」
山田が言いかけた瞬間、料理が運ばれてきた。
「大変お待たせしました!!生ビール2つと、お刺身の盛り合わせです〜」
若い女の店員さんが運んできてくれた。
刺身が予想以上に多くて、つい山田を見ると、店員さんをジッと見ていた。
…やっぱ、可愛い子がタイプなのかな。
店員さんが下がると、ようやく山田と目が合った。
「山田、あの子タイプ？」
「な、何言ってるんですか。怒りますよ」
もう若干怒ってるじゃん…。
え、そんなにマズいこと言ったのかな？
「じゃ、食べよっか！あ、追加注文どんどんしていいからね」
「…はい。いただきます」
えぇぇ…。絶対怒ってる…。
おい薮…教えてくれ…なんで怒ってるんだ…。
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るぅ。(プロフ) - コメント失礼します！本編を読みたいのですが、作者ページを見ても出てきませんでした。R18は他の作品で閲覧しているのですが、作品名を教えて頂けませんか？ (2017年9月15日 4時) (
レス) id: 8a862d5fb2 (このIDを非表示/違反報告)
子猫丸(プロフ) - ぽっぷこーんさん» わかりました。ありがとうございます (2017年7月16日 8時) (レス) id: d59f6a9eff (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぷこーん(プロフ) - 子猫丸さん» おそらくR18作品は閲覧出来ないのではないでしょうか??そうだとすれば、私も閲覧を促すようなことは言えないです(;^_^ (2017年7月16日 8時) (レス) id: f1fc94d5f0 (このIDを非表示/違反報告)
子猫丸(プロフ) - ぽっぷこーんさん» 調べても出てこないんですがどうしたらいいでしょうか (2017年7月15日 22時) (レス) id: d59f6a9eff (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぷこーん(プロフ) - 子猫丸さん» そうです!! (2017年7月15日 22時) (レス) id: f1fc94d5f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽっぷこーん | 作成日時：2017年4月23日 16時
