◯5 ページ6
バイトが22時ちょうどに終わり、急足で家に向かう。鍵を開け、電気をつけて風呂に入る。そして軽めの夕飯を口にして、麦茶の入ったコップを片手にパソコンを開く。
時刻は22時55分。パソコンのフレンド欄には、「ミケネコ:オンライン」の文字が見える。スマホを開いてチャットを送った。
『お疲れ様!今日は誘ってくれてありがとう』
『お疲れ、こっちこそありがとう。VC繋ぐ?』
ボイチャかぁ。フレンドになって2日目の人とするには少し抵抗があるかも。
今回は遠慮しておこう。もしこれから機会があれば、絶対いつかはボイチャ繫ごう。そう決意して、文字を打ち込む。
『今日はいいかな。チャットで頑張ろう!』
『うん、了解。部屋作るから入ってきて』
ミケネコさんからの招待が届き、その文字を押す。自分の装備を確認して、準備オッケーを選択するとすぐにゲームが始まった。
ゲームをして思ったことは、ミケネコさんはものすごく判断が早い。私が敵を見つけて撃ち込んでいる時に、ミケネコさんは援護射撃をしていた。
私も負けないように攻撃を進めているうちに、いつのまにか一位という文字が画面に映る。
『ナイ勝ち!ミケネコさんやっぱりすごいね!』
『メイさんもすごいよ。一緒にパーティ組めて助かる』
思わず感嘆の声が漏れてしまった。顔も知らない人に褒められているのに、なんだが嬉しい。
『もう一戦いける?』
そのチャットに、私は了解と返す。
ボイチャがなくてもここまで連携を取れることに感動してしまい、思わず声が漏れてしまう。
『メイさんとはやりやすいね。これからもパーティ組んでやりたい』
そのありがたい言葉に、こっちこそ!と送る。
結局その日は深夜の1時くらいまでしていて、また近いうちに遊ぶことを約束した。
193人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
花道時代(プロフ) - えまさん» コメントありがとうございます!いつも感想を書いて頂き嬉しかったです! (4月22日 7時) (レス) id: 0bbda94348 (このIDを非表示/違反報告)
花道時代(プロフ) - 食べるさん» 感想ありがとうございます!そのように思って頂けて、書いた側としては嬉しいです。読んで頂きありがとうございました! (4月22日 7時) (レス) id: 0bbda94348 (このIDを非表示/違反報告)
えま - 完結おめでとうございます!とっても面白かったです!! (4月21日 15時) (レス) @page41 id: c3dc1b262f (このIDを非表示/違反報告)
食べる(プロフ) - 完結おめでとうございます。主人公の考え方や最終的な二人の関係性のあり方など、共感できるところが多く、すごく楽しめました!日々の合間にこの小説を覗くことが、個人的な楽しみでした😳素晴らしい作品を、ありがとうございました! (4月21日 11時) (レス) id: 52b293a903 (このIDを非表示/違反報告)
花道時代(プロフ) - カナタさん» 感想ありがとうございます!これからも、色んな作品を書いていきます! (4月18日 14時) (レス) id: 0bbda94348 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:花道時代 | 作成日時:2024年3月11日 21時