先生と予定 ページ22
近づいて来た13月。
今日はバラム先生の住み着いている準備室で、カルエゴくんと魔茶を飲んでいた。
「13月は皆んな予定あるの?」
「僕は基本ここにいるかな」
「まぁ、バラム先生はそうだよね。カルエゴくんは?」
「私は仕事だ」
本当に仕事人なんだろうな、この悪魔は。だから結婚できないんだろう。
「貴様、今何を考えた」
「何でいつも私の思考読んでくるの。それより、どうせ仕事終わってるのに仕事とか言ってるんでしょ」
「Aちゃん、正解」
やっぱりか…実家にも帰る予定ないんだろうな。
「それで、Aは私達よりも充実した13月を送るんだろうな」
「あ、えっーと…部屋に篭ると言う予定がありまして」
私は視線を逸らしながら何とか言うものの、自分で言ってて悲しかった。今年は両親は帰ってこないし、暇すぎる事が予想できる。
「じゃあ、13月僕のところ来ていいよ。一緒に年越ししようか」
「いいの?嬉しい!」
カルエゴくんは来るのだろうか、と顔を見ると呆れたような表情をしていた。
「じゃあ、ありがたく」
「うん、カルエゴくんと色々準備して待ってるからね」
「おい!俺は何もせんぞ」
またまた〜、とバラム先生が言っている。何だかんだ準備してくれるんだろうな、そこまで見えた。
「こんなにも楽しみな日が出来るなんて、私嬉しい」
「良かったな」
「カルエゴくん、楽しみだね」
「…そうだな」
「僕も楽しみだなぁ」
私は二人の方を見ながら微笑んだ。
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あまね(プロフ) - めちゃ好き、、、、完結だ、、 (5月6日 23時) (レス) @page35 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
花道時代(プロフ) - 朱莉さん» ドキドキしていただけたなら嬉しいです!完結までありがとうございました! (2022年9月22日 19時) (レス) id: 0bbda94348 (このIDを非表示/違反報告)
朱莉(プロフ) - 完結お疲れ様でした!!陰ながら読ませて頂いていて、毎回更新される度にドキドキしてました!!!いい作品を書いて下さりありがとうございます!!! (2022年9月22日 6時) (レス) @page35 id: 4569dbbd6e (このIDを非表示/違反報告)
花道時代(プロフ) - 霰さん» ありがとうございます!やる気が出てきます!更新頑張ります!! (2022年8月23日 16時) (レス) id: 0bbda94348 (このIDを非表示/違反報告)
霰 - 頬が緩んじゃいました!更新まってます!がんばってください (2022年8月23日 15時) (レス) @page14 id: 5d8ece0cb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花道時代 | 作成日時:2022年8月15日 15時