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2話 ページ3

澪)新一の奴驚くかな?クスッ

唯一の姉弟である新一には驚かせるため、一切帰るなど連絡はしていなかった

澪)母さん達が何も話していなきゃいいんだけど;;

母はすぐにサプライズをダメにするのでそれが少し心配だったが毎回悪気がある訳ではないので何とも言えないとそんな事を思いながら小さなため息をつく

近くのコインパーキングに車を止め、少し歩いてから実家の玄関の扉を開けた時だった

澪)·····チラッ

弟のものではない気配を感じすぐさま警戒態勢に入り澪は仕事の時なみに神経を集中させた

澪)(誰かいる?まさか泥棒とか?)

すると脱衣所から微かな物音がしたのでそちらへ行き扉に手をかけると同じタイミングで開かれ中から人が出てきたのでお互い同時に相手を見て少し驚いていた

澪)あなた誰?泥棒??

澪は平然と聞いているように見えるが内心驚いているには変わらずもし本物の泥棒だった場合の時を考えていた

沖矢)いえ;;私はここに住まわせてもらっています東都大学の大学院生です、あなたは工藤氏の娘さんですか?

こんな状況にも関わらず相手の冷静さに多少違和感を覚えていた

澪)ええ(この人動揺してないの?;;)

沖矢)すみません、突然こんな事を言って驚かせてしまって;;

申し訳無さそうにする相手に澪も同じように合わせる

澪)いえいえ!;;事情が分かったので良かったです、一瞬泥棒かと思っちゃってちょっと焦りましたよニコッ

そう何事もなかったかのように沖矢の横を通り過ぎようとしたその時

ビリビリビリビリ!!

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作者名:RIRI | 作成日時:2023年5月22日 22時

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