伊達組からの異常な愛

4 ページ4

燭「ねぇ、主、話
あるんだけど、いいかな？」


貴「？
どうしたの？」


燭台切さんについて行って、伊達部屋に入った


鶴「おぉ！主！」


倶「来たか…」


燭「何でここに連れて来たかっていうのは…うーん…」


鶴「光坊。いい、俺が話す」


燭「ありがと…鶴さん」


鶴「あぁ」


鶴丸さんが燭台切さんから私に向いた


鶴「単刀直入に言おう。
主…


もう、他の奴らに近寄らないでくれ」


貴「…え…？」


鶴「俺は、いや、俺たちは君が心配でたまらないんだ」


貴「心配…？」


鶴「ほら、家族がいなかったと聞いた
だから、心配する意味も分からないんだろう？

そんな純粋な所が心配なんだ」


貴「…」


倶「これからは、審神者部屋じゃない
この部屋で過ごせ」


貴「え…」


燭「布団とかは、僕たちがなんとかしとくから
今日はもう、おやすみ」


その言葉で、魔法でも使ったかのように眠くなり、燭台切さんに倒れた


彼の事だから、受け止めてくれたんだろうけどね



その時は、冗談だと思っていたんだ


だから、私は、次の日、皆が遠征や出陣に行っている間、短刀達とお話していた


遠征から帰って来た大倶利伽羅さんにいきなり担がれ、バランスを崩しかける


貴「え…？
えっ？！」


真顔でどんどん進んで行く大倶利伽羅さんに戸惑いながらも、その手から逃れようと、暴れる


だって、今、この手から逃れないと、帰れない気がした

5→←3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す