伊達組からの異常な愛

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？「何か聞こえますが、何をしているんですか？」


貴「っ！！」


燭「…」


いきなり扉越しに声をかけられた


この声…小狐丸？


狐「…ぬし様の匂いがする…
そこに、いるんですか？」


燭「…この部屋には、僕しかいないよ？
勘違いじゃないのかい？」


貴「…」


狐「いや、ですが…」


燭「僕しかいないよ？
分からないの？」


狐「そうですか…すみません」


遠ざかっていく


いやだ


貴「小狐ま___
んんっ！」


小狐丸を呼び止めようとしたが、光忠に物凄い力で首と口を抑えつけられた


燭「ダメだよ…
ね？」


息ができない


落ちるかも


生理的にも物理的にも涙が出て


その涙を光忠が舐める


落ちる寸前に、光忠が愛してるよ…って言ってた気がした


小狐丸サイド

ぬし様…


私は、知っていたんです


燭台切や鶴丸や大倶利伽羅に、


暴力を受け、部屋に閉じ込められているのを…。


今日は、たまたま、部屋を通りかかった


部屋の中から、かすかに音が聞こえた


通常の刀剣では聞こえない程の音


野生ゆえ、聞こえる音


音と共にぬし様の気配


何をされているのか、怖くなり、声をかけても、ぬし様の声だけが聞こえない


声が聞こえないという事は、中で気を失っているのか、


あるいは、声が出せない状況か


いや、声を出すと、また暴力を受けるという事も


ぬし様…


早く助け出してあげたい…


小狐丸サイド 終

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