ビビりでうるさい少女は愉快な仲間たちと戦う 【刀剣乱舞】《七》

240話 ページ6

貴方「んん…？」


頭痛い


さっきまで膝枕で寝てた気がするんだけど…


床で寝ていた


貴方「いやいや、こういう時は普通ベッドに移動させるとこだよね？！」


くっそ〜！

明石が怖いまでに優しいと思ってたらこれかよ！


？「あの…」


貴方「ひゃいっっ!!!」


小夜「大丈夫…ですか…？」


貴方「な、なんだ小夜くんかー…」

小夜「…」


小夜くんは気まずそうに下を向いた


貴方「小夜くん…？」


小夜「宗三兄様の事…本当にごめんなさい！」


いつも物静かな小夜くんが大声を出し、土下座した


ん…？土下座？


貴方「うわぁぁ！！
何やってんの？！
こんな可愛いショタに土下座なんて…！！
それに小夜くんが謝ることなんて」


小夜「だって…
宗三兄様は…江雪兄様の姿を見るたび…段々おかしくなってくる…」


貴方「…どういうこと…？」


小夜「…江雪兄様が亡くなられてから、宗三兄様はおかしくなった

前に死んだ兄様にせめてもの事として、目を閉じさせようとした


そしたら、「触ってはいけません！」って怒鳴りつけられた


江雪兄様の死体があんな所に放ったらかしなんておかしいと思ったでしょう…？」


貴方「ほんとだ…
確かに…」


あの兄弟思いの宗三さんが…


小夜「宗三兄様…最近は主、主って言うようになって

とても楽しそうだった


だから貴方がいれば宗三兄様はおかしくならずに済むと思ったんだ…！

僕の安易な考えで宗三と貴方は対立してしまった…


ごめんなさい！」

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