ビビりでうるさい少女は愉快な仲間たちと戦う 【刀剣乱舞】《七》

238話 ページ4

貴方「…っ！」

憎い…人間か…


小夜「宗三兄様…？」

宗三「そうですよ…！
なぜ、貴方のような人間がこの本丸の審神者なんかに…！

貴方も前の審神者のように僕達の仲間を折るんだ！」

貴方「そんなことしない！
私は今まで必死にこの本丸の仲間を救ってきた！」

宗三「救ってまたそれを痛ぶるかもしれない！

今までの審神者だってそうだ！

僕の兄弟や仲間を痛ぶり折った！

貴方もいつかは…！」

貴方「なんで…！
前まではあんなに信用して守ってくれたり、一緒にいてくれたりしたのに…」

宗三「…っ
前までがおかしかったんです

貴方が来てから皆おかしくなった

あんなに憎かった人間を主と呼ぶよえになり…

仲間への仇を一瞬でも忘れていた

僕も含めて…」

貴方「…！」

宗三「だから人間は怖い

貴方は…信用できない…」


貴方「…っっ！！」

頭がいたい

気分が悪い

居心地悪い

目が熱い

もう耐えられない

力が入らない体で今来た道を走った

雨なんて降ってもないのに頬が濡れている

息が苦しい

辛い

悲しい

今まで味わってきた感情で一番それにあっているかもしれない

いつの間にか膝をついて嗚咽していた

信用されない事がこんなに辛いなんて

？「主…どうしたんだ…？！」

前を向くと、そこには心底驚いた顔をしている獅子王、薬研だった

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