十七話 ページ20
学校へ着くと、靴箱はやはりイタズラだらけ
いつ用意したのか、画鋲やらボンドやら色々仕込んである
自然に出てきそうな涙をこらえて、画鋲やボンドを片ずける
シューズに履き替え、教室へ向かうと
うるさかった教室は一気に静まった
これは日常
だけど何かが違う
まさか!
黒板を見ると
『妖怪』
『親無し』
『邪魔者』
色々な悪口が書かれてあった
邪魔者…
たしかに、教室でも家でも邪魔者扱いされる…
神社でもそう思われているのか…?
男「お前、神社の近くで消えたんだろー?」
男2「神隠しにでも会ったんじゃね?w」
女「こんな女欲しがるヤツいねーよw」
ガラガラ
女2「お前逃げんのかよ!」
男「死ぬんじゃね?w」
男「そーゆー事ね
早く死ねー」
教室の扉を開け、屋上へ向かった
黒板に悪口をかかれる事は何度かあった
でも、なんだか神社の事や私を慰めてくれた皆の悪口を言われそうで
我慢出来なくなって逃げてしまった
屋上につくと、案の定誰もいない
あ
あと1分でホームルームだ
さよなら、私の皆勤
ここから飛び降りて死ぬわけじゃない
気持ちを落ち着かせるためと
ここから神社を見るだけ
私がいない間、皆何してんだろ
料理をするって言ってたけど、神社の建物の中でするのかな…?
楽しそうだな
トントントン
貴「!!」
階段を登ってくる音がする
屋上にくるつもり…?
屋上の扉の近くの小さな小屋?の裏に隠れた
男「あー、だりぃ」
男?「ここでさぼるのか?」
男「おー」
あ、この声、さっき教室にいたいじめてたやつか
てゆうか
ここに居座る気なの?
くそっ
詰んだ
男「まぁ、そこにいるのは分かってるんだよ」
男2「やっぱりここにいたんだ『妖怪』」
気づかれてた…
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咲雨缶(プロフ) - seiryu1925さん» 小豆はもうすぐ活躍させる予定です!ありがとうございます!! (2019年1月5日 0時) (レス) id: fece33fa52 (このIDを非表示/違反報告)
seiryu1925(プロフ) - 多分今まで読んだ中で話がまとまっててストーリー生があって、小豆の出番がもう少し欲しいですが…更新楽しみです! (2019年1月5日 0時) (レス) id: 4055c92d4d (このIDを非表示/違反報告)
咲雨缶(プロフ) - seiryu1925さん» ありがとうございます!!内容がゴチャゴチャしているのにこんなコメントをいただいてとても嬉しいです! (2019年1月4日 23時) (レス) id: fece33fa52 (このIDを非表示/違反報告)
seiryu1925(プロフ) - これいい話すぎです! (2019年1月4日 23時) (レス) id: 4055c92d4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:咲雨缶 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hq/inmy/
作成日時:2018年12月24日 21時