5話 ページ5
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私がまだ『羽』を貰っていなかったとき。友達にバカにされたのが悔しくて、私は羽をもらうべく、小さな町___きんときの故郷を襲った。
海よりも広いように思えるほどの炎。失敗した料理のような死体。そして、心が満たされていく、恐怖の感覚。
私だって、忘れていない。忘れられるはずなないんだ。
...
「……なんで、なんであんた死んでないの……!?」
顔が少し焼けていながらも、憎らしいほど綺麗な顔面がよく見えていた。私の炎があまり聞かなかったなんて。
あの時きんときは、怯えきった表情をしていた。まあ、そうならないのはおかしいけれど。
なんで生かしたか、なんて。
別にこれといったことはないけれど、殺してはいけない、脳が私にそう語りかけていた。
なんて、馬鹿らしいかもしれないけれど。
「……北北東、ABマーケット襲撃。髪は栗色、目は黒。手に紋様があるため、悪魔と判定。性別は女。羽はついていない。」
……だって、怖いでしょう?
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三葉(プロフ) - トロピカルじゅーすさん» コメントありがとうございます〜! タイトルは結構悩んだのでそう言っていただけるととても嬉しいです! 更新頑張りますね! (2021年9月30日 7時) (レス) id: 1c4cf836a7 (このIDを非表示/違反報告)
トロピカルじゅーす(プロフ) - こんにちは。タイトルに惹かれて読んでみたらめっちゃ続きが気になりました!ちょっとずつでいいので更新頑張ってくださいね! (2021年9月30日 6時) (レス) @page4 id: f1623e6737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:三葉 | 作成日時:2021年9月29日 19時