9 ページ23
松「どうぞ。」
羅「お邪魔します、、、」
父さんの家に来たが、やはり父さんの行動はぶっ飛んでる。
羅「それにしても父さん、よくこの時代に、東京の真ん中に、松下村塾と同じ建物立てようと建てようとおもったね、、、」
松「前世で作れなかったので、今度こそ〜!と思いまして、、」
あぁやはり親子は似るようだ。どちらもアホ。
羅「それじゃあご飯作ってくるね。」
松「よしだいふくはいつになりそうですか?」
羅「今日はもう夜だし、キツイんだけど、明日だったら休みだし、作れるよ。」
松「私も休みなので、手伝」
羅「父さんが作るとダークマターが出来るから大人しく居間で待ってて。」
松「はい、、、」
今日のご飯は親子丼だ。隠し味程度にレモン汁を入れた特製親子丼で、昔から父さんと銀は大好きだったのをよく覚えている。
羅「父さん、出来たよ。」
松「親子丼ですか!美味しそうですねぇ」
羅「いただきます。」
松「いただきます。」
もぐもぐ、と頬を膨らます父さんは何処が銀に似ていて、少し、泣きそうになった。アイドルをやって、コスプレだってやって、銀の知っている私じゃあなくなってしまったから、会えない。会っても、昔のように銀と接せるか分からないから、『私は』銀には、もう会わない。
松「羅須、おかわりありますか?」
羅「あるよ。はい、どうぞ。」
松「ありがとうございます!やはり羅須のご飯は美味しいですね!」
羅「そんなこと言われたの、すっごく久々。ありがとう。父さん」
何かが私に飛びついた。暖かい。小さい頃は、毎日のように父さんに抱き締めてくれ。と頼んだのを、鮮明に思い出した。父さん、貴方はいつも、私の欲しいものを欲しい時にくれる。流石だ、、、
松「羅須、これからも、たっくさん羅須のご飯を美味しい。と言います。沢山ありがとう。と言います。だから羅須、そんなに悲しい顔をしないでください。」
羅「、、うん。ありがとう!父さん!」
父さんは、優しいのね。
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:クラゲの子 | 作成日時:2023年6月3日 3時