教科書借りたらバレー部に好かれました【 2 】

...95 ページ47

京治行っちゃった

テント戻るか

｢おかえり〜。さっき違うクラスの男子がAのこと探してたよ。バスケ部の使ってる体育館の方にいるって｣

『え？ありがとう』

違うクラスって私男の友達あんまいないんだけどな





...山田くんみたいな人だったらどうしよう

でも優しい人だったら申し訳ないよね









あの人かな？

『あの、』

｢！来てくれたんですね。ありがとうございます｣

『まぁ、...何か用ですか？』

｢俺３組の中島裕翔って言います。バスケ部で...えっと｣

身長高いな。

でも光太郎くんの方がもっと高い



｢1年の時から夜美咲さんに一目惚れしてて...付き合って貰えませんか｣




まさかの告白か...

どうしよう。今までだったらすぐ断れたのに

またあんなことがあったらって思うと怖くて言えない



『...』

｢困らせてごめん。正直に言っていいよ。...噂で聞いてたから｣

『ぇ？』

｢山田に乱暴されたんでしょ？｣

ｯ...

｢山田は中学からの友達なんだ。あいつの代わりに謝らせて。...ごめんね。｣

『うん』

彼はとてもいい人だ

正直に言わない方が失礼だよね

『ごめんなさい。気持ちは嬉しいですけど...私今、好きな人がいるんです』

｢...赤葦？...は別れたんだっけ｣

『はい。3年生の人です。いつもニコニコしてて一緒にいると楽しくなれるんだ。』

｢赤葦の先輩の人？バレー部の。ほんとに好きなんだね。幸せそうな顔してる｣

『///うん』









｢たまには話しに行ってもいい？｣

『うん！私男友達ってあんまりいないから、寧ろ嬉しい！』

｢良かった。じゃあまたね｣

『またね』









｢長かったね〜。次男子だからギリ間に合ったね｣

『あ、京治か、間に合って良かった〜』

...96→←...94

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す