赤い炎が咲く夜に【煉獄杏寿郎】

赤い炎が二十輪 ページ23

昨日は楽しかったなぁ


｢ｶｧ〜｣


鴉……任務か




『ん、ありがとね。』






一人で十分そうだけど……ちょうどいい、誰か連れてこう






よし、隊服に着替えるk

煉｢朝早くにすまない！夜美咲いるか！！｣



！？


え？！え、煉獄さん？！


早く隊服着ないと！


『ちょっと待ってください！』







『れ、煉獄さん？どうしたんですか？？』

煉｢実は今から長期任務が入ってな！しばらく戻れそうにないから会いに来た！｣




！？！///


わざわざ私に？

『そうなんですか、ぁ、私煉獄さんに渡したいものが』

煉｢よもや！俺もだ！｣


『ちょっと待ってください！取ってきます！』



まさかこんな直ぐに会うなんて

隊服着てよかった

髪結ったあとで良かったぁぁ



今さっきまで寝起きでだらしなかったから……危ない危ない




『お待たせしました！これ、どうぞ。昨日一緒に散歩してくれたお礼です』

煉｢む？髪紐か！綺麗な朱色だな！｣

『煉獄さんっぽいなと思いまして』

煉｢所々輝いている！｣

『銀色の紐が少し混ざってるそうですよ』

煉｢なるほど！夜美咲と同じ髪色だな！有難く使わせてもらおう！｣



確かに私の神と同じだ……キラキラしてるのが煉獄さん見たいって思って買ったんだけど

『ﾌﾌｯ、喜んでもらえて良かったです』

煉｢俺からも、｣ｽｯ




『…これ、』


あの時見た簪

煉｢夜美咲は要らないと言っていたが俺が気に入ってな！君に付けて欲しい｣

『/////ぁ、ありがとうございます』


煉獄さんはきっと男性が女性に簪を送る意味を知らないんだろう


純粋にくれたんだ。




煉(特に驚いた様子はないし恐らく彼女は男が女性に簪を送る意味を知らないのだろう)



煉｢よもや、そろそろ行かなくては｣

『そうですね、今回はどちらへ？』

煉｢無限列車だ。数名の隊士を送ったが消息を絶ってな｣

『じゃあかなり遠くへ行かれるんですね』

煉｢うむ、…任務が終わったらまた町へ行こう！｣

『え？』


また煉獄さんと出かけられるんだ！


『じゃ、じゃあ次はどら焼きを食べに行きたいです！』

煉｢分かった、約束だ！｣ﾆｶｯ


『はい、楽しみにしてます』ﾆｺｯ

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