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シ｢俺の好きなやつは、グリフィンドールで同い年｣
『それで？』
シ｢俺の事を家柄とか見た目で決めつけたりしなくて俺自身を見てくれた、それに媚びを売らないし誰にでも優しいんだ｣
グリフィンドールという言葉に思い当たる子をひとしきり頭にうかべていく
いや、当てはまる子が多すぎる
なんたってみんな心優しい子達ばかりだもの分からないわ
シ｢よく俺たちと一緒にいて仲間のためにアニメーガスにまでなろうとしてくれる仲間思いなやつ｣
『え、』
思考回路が停止する
空を眺めていたアイスグレーの瞳とかち合った
固まる私の前に向き直って恥ずかしそうに頭をﾎﾞﾘﾎﾞﾘとかく姿は本当に絵になる
シ｢そいつの名前、A・ボルベールって言うんだけどさ｣
『う……そ…』
シ｢手伝ってくれるんだろ？どうしたらお前は俺の事を好きになってくれるんだ？｣
その目は真剣で逸らすことが出来ない
『ぁ、えっと、それならもう問題ないわ』
シ｢？｣
『だって、とっくにあなたの事が好きなんだもの』
恥ずかしくなって俯く
シ｢まじかよ｣
シリウスは気が抜けたのかしゃがんで手で顔をおおっている
良かったぁ と嬉しそうに言う声に自然と自分の頬が緩む
声をかけようとしたらﾊﾞｯと顔を上げて目が合う
アイスグレーの瞳は星の光に照らされて煌めいている
シ｢A、俺と付き合ってくれるか？｣
『えぇ、もちろん』
そう言うとﾌｯと笑って腕を引っ張られる
『えっ？！』
ﾄﾞｻｯと音を立てて倒れるけど痛みは来ない代わりにシリウスの上に乗っかってしまう
『ちょ、シリウス？』
シ｢ずっとこうしたかった｣
『ｯ！！』
そう言って顔を近づけ唇と唇が重なる
ホグズミードの時とは違う深いキスはAの頭をパンクさせるには十分だった
シ｢ﾌﾊｯ､顔真っ赤だぞ｣
『そ、それはシリウスがいきなりするから』
楽しそうに笑うシリウスを見下ろすとまた目が合う
『……綺麗』
今まで見上げていたアイスグレーの瞳が今自分の下にある
その瞳に映るのは満天の星と、顔を赤くした自分の姿
シ｢それはお前だろ｣
そう言って笑いながら私の頬にそっと触れる
シ｢俺はお前と初めてコンパートメントで会った時からお前に、その瞳に惚れてた｣
『ｯ』
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枝水晶(プロフ) - 素晴らしいストーリーでした！ありがとうございました！！ (2022年3月21日 14時) (
レス) id: 22c04cac53 (このIDを非表示/違反報告)
Kasisu(プロフ) - はい！！これからも更新頑張ってください！！ (2021年1月19日 7時) (レス) id: b0ea00fee7 (このIDを非表示/違反報告)
カホ(プロフ) - ありがとうございますヽ(；▽；)ノ不定期になると思いますが少しずつ更新してけるよう頑張ります！ (2021年1月18日 23時) (レス) id: ca927d261a (このIDを非表示/違反報告)
Kasisu(プロフ) - 続きずっと待ってました！！今回のお話とっても面白かったです！！ (2021年1月18日 20時) (レス) id: b0ea00fee7 (このIDを非表示/違反報告)
安仙任(プロフ) - 続きを楽しみにしています！ (2020年12月9日 16時) (レス) id: 80f06437e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かるーあ x他1人 | 作成日時：2020年11月1日 22時
