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『ごめんなさい、今のは気にしなくて、』
顔を上げてシリウスを見ると予想とは違い顔を真っ赤にして固まっていた
『シリウス？』
シ｢今は見んな！｣
口元を手の甲で隠して下を向くシリウスにAはさっきの後悔など吹っ飛んだ
シ｢あ〜ボル……Aが、いいならそうする｣
『ｯ、そんなのいいに決まってるじゃない！』
嬉しさでにやけてしまいそうだ
他の子とは違う特別感に気持ちが高揚するのが分かる
恥ずかしそうに頭をかくシリウスは何とか話題を逸らそうとバタービールをまた一気飲みする
シ｢……これ飲んだらどこ行く？｣
『どうしようかしら。まだ帰るには早いよね』
まだ外は曇ってはいるが明るく人で賑わっている
シ｢じゃあ俺の行きたいとこ着いて来てくれるか？｣
『？ええ、もちろん』
･
一体どこに行くのか聞いても教えてくれないシリウスに疑問を持ちながらも後ろを着いていく
『ねぇ、本当にこっちなの？どんどん人が減ってるように見えるけど』
シ｢あぁ。こっちだ｣
森の方へｽﾞﾝｽﾞﾝ進んでいく2人
少しずつ道が開けてくると巨大な湖が現れた
『わぁ……』
よく目を凝らすとホグワーツ城が見える
ちょうど雲の隙間から光が差し幻想的な景色に言葉が出なかった
シ｢綺麗だろ？｣
『えぇ…とっても』
シリウスは横まで来ると座り、Aもそれに習って腰を下ろした
シ｢元々ジェームズ達と行く予定だったんだ｣
『え？』
シ｢皆ホグズミードに行ったら店にしか目がいかないだろ？だから俺たちは森の方に行ってみようって。｣
『じゃあここは』
シ｢実は湖があることは知ってたけどまさかホグワーツが見えるとは俺も思ってなかった｣
2人の間に会話はなかったがAにはこの沈黙ですら居心地が良かった
賑やかで騒がしいホグズミードも楽しかったが風の音、木々の葉が揺れる音だけが響くこの空間はここにシリウスと自分しかいないことをより実感させてくれた
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枝水晶(プロフ) - 素晴らしいストーリーでした！ありがとうございました！！ (2022年3月21日 14時) (
レス) id: 22c04cac53 (このIDを非表示/違反報告)
Kasisu(プロフ) - はい！！これからも更新頑張ってください！！ (2021年1月19日 7時) (レス) id: b0ea00fee7 (このIDを非表示/違反報告)
カホ(プロフ) - ありがとうございますヽ(；▽；)ノ不定期になると思いますが少しずつ更新してけるよう頑張ります！ (2021年1月18日 23時) (レス) id: ca927d261a (このIDを非表示/違反報告)
Kasisu(プロフ) - 続きずっと待ってました！！今回のお話とっても面白かったです！！ (2021年1月18日 20時) (レス) id: b0ea00fee7 (このIDを非表示/違反報告)
安仙任(プロフ) - 続きを楽しみにしています！ (2020年12月9日 16時) (レス) id: 80f06437e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かるーあ x他1人 | 作成日時：2020年11月1日 22時
