その瞳に秘めるものは Ⅲ 【ドラコ・マルフォイ】 (ページ16)

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〇手紙と紙切れページ16

ロ｢嘘だよなぁ｣

ハ｢どうだろうね｣

ロ｢リアは？｣

『相手ならいるよ。残念だけど他をあたって』

ハ｢ぇ、それって｣

スネイプと目が合うがそっとノートに視線を移す

数秒後、斜め前から2人の呻きが聞こえた

・

｢リア、その荷物何？｣

『お母様からよ。大きな袋……なんだろう』

｢開けてみてよ！｣

今朝届いた大きな包みを自室に運ぶと同室の子達が話しかけてきた

期待の眼差しに耐えられずそっと紐を解いていく

『布……違う、ドレスだ』

｢とっても素敵！｣

｢赤いドレスね！！｣

それは赤を基調としていてレースには金色で薔薇が刺繍されているドレスだった

｢ねぇ手紙も入ってるよ｣

『ん、ありがとう』

封を開け内容に目を通す

"親愛なるリア

シリウスから今年はトライ・ウィザード・トーナメントが行われると聞きました。

同じく舞踏会も行われるのでしょう。

これは代々ボルベール家に産まれてくる女児に受け継がれているドレスです。

裁縫魔法がかかっているのでサイズを気にする必要はありません。

楽しい一夜を。

母"

『ってことは、これをお母様も着たんだ』

｢靴と髪飾りも入ってるわ！｣

｢リア、もう1枚手紙…というより紙切れ？が入ってるけど。……S.Bって｣

『！それ見せて！』

S.B(シリウス・ブラック)

お父様からだ！

"監視に見つからないようにとはいえこのような紙切れに手紙を書くのを許して欲しい。

リアからの手紙ちゃんと読ませてもらった。

まだ会うことは出来ないがいつでも見守っている。

トライ・ウィザード・トーナメントにハリーが出場すると聞いた。

ハリーのそばにいてあげなさい。

p.s.

パーティーの夜は天文台がおすすめ

S.B"

『ﾌﾌｯ』

｢リア嬉しそうね｣

『うん。このドレスハンガーにかけておかないと』

｢お相手は？｣

『聞いたらびっくりしそうだから教えない』

｢えぇー｣