その瞳に秘めるものは Ⅲ 【ドラコ・マルフォイ】 (ページ11)

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〇ドレスローブページ11

その夜の談話室はお祭り状態

部屋の中心で卵を持つハリーを双子が担いだ

『ハリー、おめでとう！』

ハ｢ありがとう！！｣

投げられた卵をキャッチする

卵は流れるように別の人に渡った

｢静かに！開けろよハリー！｣

ハ｢開けて欲しい人！｣

もちろん盛り上がりはピークに達し卵の先端を捻った

その瞬間

この世の物とは思えないような叫び声が部屋一帯に響き渡った

ロ｢今の一体何なんだ｣

あまりの騒音に隅っこで大人しくしてたロンも声を上げた

2人の雰囲気を知ってた皆は黙りロンを見る

フ｢ほらほら皆ー、おしゃべり続けてよ。興味津々で聞かれてちゃますますやりにくいだろ｣

『ちゃんと仲直りしなよ』

軽く背中を押してハーマイオニーの横に座る

少しぎこちなかったがどうやら和解はできたようで一安心だ

・

次の日の朝

新聞を睨みながらハーマイオニーは怒りを顕にしていた

ﾊｰ｢見てこれ！Msグレンジャーは平凡な女の子。でもボーイフレンドは大物狙いのよう。情報筋によると今のターゲットは｣

『ビクトール・クラム。へぇ、凄いじゃん』

ﾊｰ｢何も凄くないわよ！！嘘ばっかり！！！｣

『怒ってばっかだと身体に良くないよ』

ハーマイオニーを宥めながら朝食を口に運ぶ

ナ｢小包が届いています｣

ロ｢あぁ、ありがとナイジェル｣

1年生かハリーをじっと見て動かない

ﾊｰ｢ん？｣

『ハリーに用事？』

ロ｢ｯ今はダメだよ。後でな、行けよ｣

無言でロンを見つめるハーマイオニーに折れたのか説明しだした

ロ｢ハリーのサインをあげるって約束したんだ｣

『そういう事は本人にちゃんと確認とっておきなよ』

呆れた様子のハーマイオニーに代わって伝える

『それにしても大きい荷物だね』

ロ｢ママがなにか送ってきた｣

届いた小包を開いたロンは不思議そうな顔をしてそれを持ち上げた

ロ｢ん？あれ、これドレスだよ｣

ハ｢目の色に合ってる。帽子もある｣

周りからも笑い声が聞こえてくる

ロ｢出すなよそんなの……これジニーにだろ｣

ジ｢そんなの着ないわ。古臭い｣

『ﾌﾌｯ』

ﾊｰ｢ｱﾊﾊﾊ｣

ハーマイオニーも笑いが耐えられなかったようだ

ロ｢何ウケてんの｣

ﾊｰ｢ジニーじゃないわ、それ貴方のよ｣

『ドレスローブだよ、ﾌﾌｯ』

ロ｢ドレスローブ？なんで｣

『そのうち分かるわ』