【ツイステ】今夜、モストロ･ラウンジで会いましょう (ページ5)

今日:1 hit、昨日:11 hit、合計:108,787 hit

page 4 ページ5

【ハーツラビュル寮──談話室】

ト｢とりあえず基本的な法律(ルール)はこれくらいだな。まぁ、まだまだあるが……これだけ気をつけてれば大体大丈夫だ｣

副寮長であるトレイくんの説明が終わった

ケ｢部屋割りは部屋のドアに書いてあるから探してね☆｣

ぞろぞろと自室へ寮生が消えていく中こちらへ歩いてくる子が1人

『？トレイくんの説明で分からないところでもあった？』

｢いや、そうじゃなくて……｣

何故か照れくさそうに頭をかいている

『？？』

ケ｢名前、教えてあげなよ！｣

『え？あぁ、A・ノワールよ。ちなみに3年』

｢A先輩……ぁ、俺エース・トラッポラっす！｣

『 (先輩なんて呼ばれたのはいつぶりだろうか)』

『ﾌﾌｯ、よろしく』

嬉しくなり笑顔で答えれば顔を赤くするエースくん

熱でもあるのかと思い手を伸ばそうとしたら｢失礼します！｣って走って自室へ行ってしまった

ケ｢その顔はずるいよね｣

ト｢これで無自覚なのが厄介だよな｣

『？(変なことでも言った？)』

リ｢おや、もう説明は終わったようだね｣

『リドルくん。あの新入生くん達は大丈夫なの？』

リ｢さぁね。それより明日から授業だよ。しっかり準備はしてあるんだろうね｣

ケ｢『ｳﾞｯ』｣

ケ｢俺明日の魔法薬学の予習してこよ～｣

リ｢全く、ボクも用意を済ませて寝ることにするよ。君たちも暖かくして早く寝ることだね｣

ト｢あぁ、おやすみ｣

『また明日～』

談話室にはAとトレイだけ

『トレイくん、部屋に戻らないの？』

ト｢それはAもだろう？このまま俺が部屋に行ったらモストロ・ラウンジに行くつもりだろ｣

『……まぁ』

ト｢ったく、今リドルに早く寝ろって言われたところだろう。それに今日は入学式だしやってないんじゃないか？｣

『ぁ、……(そっか休みかもしれないなんて考えてもいなかった)』

ト｢今日は俺ので我慢してくれ。って言っても今はもう夜だからハーブティーしか作れないけど。リドルに行かせたのがバレたら俺が首をはねられちまうかもしれないからな｣

そう言って、キッチンへ向かうトレイ

『うん、ありがとう』

別に行かなくては行けない訳では無いがなんだか胸の当たりが寂しい感じ

頭に楽しそうに笑うフロイドの顔が浮かんだ訳をまだ彼女は知らない