【ツイステ】今夜、モストロ･ラウンジで会いましょう (ページ35)

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【教室】

ケ｢えぇ！！？ほんとにモストロ・ラウンジで作んの？？Aちゃんあそこの寮の3人に甘いんじゃない？｣

『そ、そうかしら。そんなつもりは無いのだけれど』

本日最後の授業が終わり寮に戻る途中

ケイトとお昼時の出来事を共有しあう

『それよりも、エースくんはなかなか度胸のある子なのね。』

ケ｢まぁ、今後どうなるのか不安だよね～｣

『えぇそうね。トレイくんはもう厨房に？』

ケ｢そーみたい。１年生ｽﾞのケーキ作り手伝うんだって～｣

『私も1度寮に戻って直ぐにオクタヴィネルに行かないと』

ケ｢んじゃ俺も準備頑張りますかぁ｣

【オクタヴィネル寮──モストロ・ラウンジ】

だいぶお客さんが増えて来ている中厨房へ向かう

ジ｢Aさんお待ちしておりました。｣

『ほんとにお邪魔しちゃって良かったのかしら』

ジ｢えぇ、アズールからの許可ももらいました｣

『それなら安心ね。』

必要な道具と材料を並べる

慌ただしく準備を始めるオクタヴィネル寮生達

そんな中ゆっくりと厨房の扉が開きゆったりした聞きなれた声が聞こえてきた

フ｢ジェードー。俺寝たいんだけど～｣

ジ｢おや、フロイド。随分遅かったですね。もう開店していますよ｣

フ｢てか俺今日は働かねぇって言ったじゃん｣

フロイドの機嫌は悪いままで暴れ出すのではとビクビクする寮生

『フロイドくん』

フ｢ﾊ？……？！？は？ゴマちゃん？？？｣

ジェイドからフロイドは来ないと聞いていた為思わず名前を呼んだ

それに対してフロイドは動きを止めAを穴が飽きそうなほど見つめる

『ぁ、えっと今日、ジェイドくんにここで料理したら？って言われて』

フ｢ジェイドわざと？｣

ジ｢ﾌﾌｯ、なんのことでしょうか？｣

フ｢やっぱ俺帰る｣

『ぇ』

普段なら顔を合わせた途端飛んで抱きついてくるフロイドがAを見て｢帰る｣と言った

その事実に声を詰まらせる

ジ｢わざわざここまで来たのだからせっかくですしAさんのお手伝いをされたらどうです？最近料理を覚えたいと言っていたでしょう？｣

フ｢……｣

料理を覚えたいと言ったのは本当で、Aに自分が作った料理を食べてもらってから毎日厨房に立っていたのだ