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【ハーツラビュル寮──談話室】
『えぇ!?!夜中にタルトを食べた子の首をはねたの?』
リ「あぁ、そうだけど?」
『まだ新入生なんでしょう?大目に見てあげればいいのに』
リ「そんなことを言っていたらいつまでたっても反省しないさ」
『(でも、いくらなんでも厳しすぎるんじゃ……)』
次の日の朝
トレイとケイトはなんでもない日おめでとうのパーティーの準備でいないためAとリドル2人で話していた
今話題に上がっているのはAがモストロ・ラウンジに行ってからトレイが作ったタルトを新入生が真夜中に食べていて
それをリドルが見つけて首をはねたそうだ
『……リドルくん、今朝も新入生の首はねてたよね?』
Aが起きてからトレイに淹れてもらった紅茶を談話室のテーブルで飲んでいたら複数人の悲鳴が廊下から聞こえた
声からして恐らく3、4人
リ「起床時間を守れなかった彼らが悪い。僕は何かおかしなことを言っているかい?」
『い…言ってない……ケド』
ト「A、ちょっといいか?」
『?えぇ、今行くわ。リドルくんまた後で』
リ「あぁ……授業には遅れないようにね」
『もちろんよ』
【ハーツラビュル寮──キッチン】
ト「朝から悪いな」
『いいえ、大丈夫よ。……要件はタルトのこと?』
正解を言えば少し困り顔をするトレイ
ト「そうだ。さっきの様子じゃもう分かってるだろうけど新入生がタルトの1切れ目を食っちまったからまた作り直さないといけないんだ」
『分かってる。今日の放課後にでも作る?』
ト「そうしたまた遅くなっちまうんじゃないか?」
『?……(あぁ、モストロ・ラウンジの事ね)毎日行かなくてはいけないわけじゃないのよ。今日はタルト作りに専念するわ。』
ト「すまないな」
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作者名:かるーあ | 作成日時:2020年5月16日 22時