検索窓
今日:16 hit、昨日:1 hit、合計:108,748 hit

page 21 ページ27

【オクタヴィネル寮──モストロ・ラウンジ─入口】


『やっぱり、一緒に鏡舎まで来てくれる?フロイドくん』

フ「!!いく!」



自分のせいで不機嫌にさせてしまったのなら申し訳ないと思ったA


モストロ・ラウンジから鏡までの距離はどちらかといえば近い方


それにハーツラビュル寮の入口となる鏡の前にはケイトが待っていてくれてるためそこまで心配しなくても大丈夫なのだが……



ジ「そうですか。それなら安心ですね。」



『じゃあ、また明日』

ジ「はい。フロイド、Aさんをちゃんと鏡の前まで送るんですよ」

フ「分かってる。」









2人で薄暗い道を通る



フロイドの話すことはどれも面白く、聞いていて飽きなかった




『フフッ、リドルくんのことを金魚ちゃんだなんて呼べるのフロイドくんだけね』

フ「え〜、ゴマちゃんも呼べばいいじゃん」

『嫌よ、首をはねられちゃう』

フ「俺、ぜってーハーツラビュルには入れない」

『そうね、フロイドくんはオクタヴィネルがピッタリだわ』

フ「……ゴマちゃんも一緒だったら良かったのに」

『え?』




ボソッと呟いた本音がAに届くことはなく、鏡の前に着いてしまった




『あっという間だったわね。送ってくれてありがとう』

フ「うん」





フ「ねぇ」

『ん?』



鏡に足を伸ばしたところで止まる






フ「ゴマちゃんはさ、俺のこ……俺の、料理…好き?」






『?そうね、好きよ』

フ「ッ」

『次も楽しみにしてるわ』

フ「うん」




ニコッと笑って今度こそ鏡の奥へ消えていってしまった




フ「/////////(俺、さっきなんて言おうと……)」

page 22→←page 20



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (52 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
202人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:かるーあ | 作成日時:2020年5月16日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。