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【オクタヴィネル寮──モストロ・ラウンジ─入口】
『やっぱり、一緒に鏡舎まで来てくれる?フロイドくん』
フ「!!いく!」
自分のせいで不機嫌にさせてしまったのなら申し訳ないと思ったA
モストロ・ラウンジから鏡までの距離はどちらかといえば近い方
それにハーツラビュル寮の入口となる鏡の前にはケイトが待っていてくれてるためそこまで心配しなくても大丈夫なのだが……
ジ「そうですか。それなら安心ですね。」
『じゃあ、また明日』
ジ「はい。フロイド、Aさんをちゃんと鏡の前まで送るんですよ」
フ「分かってる。」
2人で薄暗い道を通る
フロイドの話すことはどれも面白く、聞いていて飽きなかった
『フフッ、リドルくんのことを金魚ちゃんだなんて呼べるのフロイドくんだけね』
フ「え〜、ゴマちゃんも呼べばいいじゃん」
『嫌よ、首をはねられちゃう』
フ「俺、ぜってーハーツラビュルには入れない」
『そうね、フロイドくんはオクタヴィネルがピッタリだわ』
フ「……ゴマちゃんも一緒だったら良かったのに」
『え?』
ボソッと呟いた本音がAに届くことはなく、鏡の前に着いてしまった
『あっという間だったわね。送ってくれてありがとう』
フ「うん」
フ「ねぇ」
『ん?』
鏡に足を伸ばしたところで止まる
フ「ゴマちゃんはさ、俺のこ……俺の、料理…好き?」
『?そうね、好きよ』
フ「ッ」
『次も楽しみにしてるわ』
フ「うん」
ニコッと笑って今度こそ鏡の奥へ消えていってしまった
フ「/////////(俺、さっきなんて言おうと……)」
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作者名:かるーあ | 作成日時:2020年5月16日 22時