【ツイステ】今夜、モストロ･ラウンジで会いましょう (ページ11)

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【オクタヴィネル寮──モストロ・ラウンジ】

『ここで食事をするのは初めてね』

ジ｢初めて？｣

ジェイドが用意してくれた昼食を3人で食べながら雑談をする

フ｢ゴマちゃん毎日来てんじゃん｣

『そうじゃなくて、いつもここで紅茶を飲んでから寮で夕食を食べてるから食事は初めてってこと』

ジ｢なるほど。｣

フ｢別に夜もここで食べてけばいーじゃん。俺らいるし｣

顎に手を当てて頷くジェイドといまいち理解していなさそうなフロイドを片目にフレンチトーストを口に入れる

『…それも良さそうだけど……それを許してくれないのよ』

フ｢えぇなんで～｣

ジ｢リドルさん達ですか｣

『そう。あとトレイくんとケイトくんも。』

フ｢じゃあ金魚ちゃんたちと飯食ってんの？｣

眉間に皺を寄せ不機嫌になるフロイド

『いいえ。たまに一緒になることもあるけど基本的にバラバラよ。みんなそれぞれ食べたい時間があるからね』

ジ｢ならばこちらで食べていっても分からないのではありませんか？｣

『3人にバレなくても他の寮生に見られてるからバレちゃうの。ここにはハーツラビュル寮生も来るでしょ？』

ジ｢そうですね。｣

フ｢ちぇ～なんでゴマちゃんハーツラビュルなの｣

『(小さい子供みたい……)』

目を合わせて怒る姿は怖さを感じることはなくただただ可愛いと思ってしまった

『ﾌﾌｯ、そんな顔しないで。フロイドくんは笑った顔の方が素敵よ』

フ｢ｯ///｣

ジ｢おやおや。…まぁうちとしてはAさんが毎日同じ時間にいらしてくれるので一目見ようと来るお客様が増えてありがたいです｣

『そうなの？確かに私が行く時間混んでるなぁ、とはおもっていたけど』

フ｢ゴマちゃん来てくれんのは嬉しいけどウザイやつらが増えてムカつく｣

『うざい？』

ジ｢Aさんは気にしなくていいですよ｣

『？？(お客さんが増えたって言ってたから注文が増えて大変ってことかな？)』

フ｢そーそー。俺がみーんな絞めてるから気にしなくていーよ｣

『えっ(絞め……え？)』

ジ｢フロイド、余計なことは言わなくていいと言ったでしょう。……そろそろ片付けないと午後の授業に遅れそうですね｣

『もうそんな時間？……時間が過ぎるのはあっという間ね』

フ｢え～ゴマちゃん一緒にサボろーよ｣

『ダメ。せっかく午前中頑張ったんだから』

フ｢ちぇ｣