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「……そん、な。あと6時間後に死ぬかもしれないなんて…」
「……シッマ…！！」
あの後、私は鬱先輩とショッピに連絡をしたらしく、私の病室に集まっていた。
らしく、とは、私はその時無意識に助けを呼ぶために電話していたのだ。
息を切らし、今の時期には珍しく額に汗を垂らして、私の病室に駆け込んできた時は驚いた。
『…兄さんは、死なない。兄さんは、私と一緒に生きてくれる』
「そう、なや…コネシマがそんな簡単に死ぬ奴やない」
「……そうっすね。俺達が暗い顔しとったら怒られてまうわ」
6時間後は、23時過ぎ。
それまでに脳波が戻らなかったら……！！
『……兄さんの病室行こう』
「せやな」
重い腰を持ち上げて、兄さんの病室まで歩く。
外は雨が降っているようで、廊下についている電気だけだと少し暗い。
「あ、丁度いい所に。Aさん、少しいいですか？」
『え、？あの、私、今から兄さんの所に行く予定で…』
声を掛けてきたのは、私に兄さんの事を教えてくれた看護師だった。
カルテを持って、忙しそうだ。
「その、ご両親の連絡先がコネシマさんの緊急連絡先に書いてなくて…Aさんに聞きに行こうと思っていたんです」
『…ｯ！』
両親の事なんて、分からない、知らない。
私は3年前から、兄さんはそれより前から両親と会ってない上に、連絡先も持ってないはずだ。
でも、それは兄さんだけ。私は一応持っている。
『……どうしても、ですか？』
「ええ、そうですね。もしもの為に、ご両親に来ていただなくてはなりませんので」
もしもの為に…？それは兄さんが死ぬってこと？？巫山戯んな。そんな訳ない！兄さんは、兄さん、は……！！
「…Aさんは、入院患者ですので……すみませんが」
『……わかり、ました』
私の考えを読んだかのように、その看護師は申し訳なさそうに言った。
遠くで雷の音がした。
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伊玖(プロフ) - 天井(あまい)さん» ハンカチ差し上げますね。他の作品も読んでいただきありがとうございます。 (2021年3月15日 6時) (
レス) id: bedb32b5c2 (このIDを非表示/違反報告)
天井(あまい)(プロフ) - 目から涙が止まりません…話を読んでいる途中、感情移入しすぎて心臓が痛くなりました…伊玖さんの他の小説も今から見させていただきます。 (2021年3月14日 23時) (レス) id: 69217dc78e (このIDを非表示/違反報告)
伊玖(プロフ) - #ゆー@金欠民族さん» 趣味特技が特殊過ぎませんかね？？？？毎回コメントありがとうございます！！読ませない勢いで書くので、読むのも頑張ってください！！ (2021年3月14日 7時) (レス) id: bedb32b5c2 (このIDを非表示/違反報告)
#ゆー@金欠民族 - あれ?目から泥水が､､､伊玖さん多分これから趣味・特技のとこに「物語で人を泣かせること」って書けますわ。うん。 ､､､wこれからも頑張ってください！！w読みあさってきまーすw (2021年3月14日 7時) (レス) id: 3046ae6781 (このIDを非表示/違反報告)
伊玖(プロフ) - 赤月奏楽さん» そうですね、きっと会えて、楽しんでるはずです。運転手はドラム缶にコンクリ詰めにして、東京湾に沈めましょう。他の作品も楽しく読んでもらえれば幸いです！ (2021年3月10日 17時) (レス) id: bedb32b5c2 (このIDを非表示/違反報告)
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