【番外編】風邪 ページ44
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本当にしくった…
金曜日のバイトの後、通り雨が降ったのだ。私の家はバイト先から近いし大丈夫だろうと思って走って帰った。びしょ濡れになったからさっさとお風呂入ったら良かったんだけど、濡れてしまった洗濯物を取り入れて、もう1回洗濯してコインランドリー行って乾かして…ってしてたら一応濡れた服は着替えたものの冷えてしまったらしく、夜には38度代の熱が出てしまった。
明日には治ってますようにと祈って早めに寝たものの、次の日、起きて熱を測ると39度代にまでなってしまっていた。さすがにこんな状態でバイトは出来ないのでオーナーに連絡を入れてバイトを休む。私が入れなかった分のシフトにはマネージャーが入ってくれるらしい。…申し訳ない…。
そういえば今日のシフト、塩戸くんとだったのになぁと残念に思いながら布団に大人しく潜る。頭が割れるように痛いから何も食べる気にならず、布団の中でぼんやりとしていると次第に眠くなってきて、いつの間にか寝てしまっていた。
ぴんぽーん
その音で私は目覚めた。宅配便なんて頼んでないし、誰かが家に来る予定なんて無かったのになぁと思いながら重い足を引き摺って玄関に向かい、鍵を開けると
「先輩！！大丈夫ですか！？」
塩戸くんが玄関先に居ました。
『塩戸くん…？』
「先輩…辛そうっすね…｡とりあえず家、上がってもいいですか？」
ここまで来てもらって帰ってくれと言うのも酷だなと私は塩戸くんを家にあげる。
『…今来ても何も無いよ？それにうつっちゃうといけないからあんま近づかないでね。』
私がそう言うと、
「先輩からうつされる風邪なんて可愛いものですよ。それより大丈夫ですか？もしあれなら布団に入っててもいいんすよ。」
と本当に心配そうな顔で言われた。
『お客様来てるのに寝てるなんてできないよ。』
と私が塩戸くんにお茶を入れようとした瞬間、ふらっと目眩がして倒れそうになる。
「やっぱ先輩、寝ててください！今日は先輩の看病に来ただけなんでお客さまってわけじゃないんすから！！」
倒れそうになった私を受け止めた塩戸くんはお姫様抱っこをするとそのままベッドの方に連れていった。
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しらたまみるるん - うおおおおおかみさくさいこういっしょうおがみます（よみにくいね⭐） (11月10日 21時) (
レス) id: ef9723c520 (このIDを非表示/違反報告)
紲那(プロフ) - 森の民さん» 最後まで読んで下さりありがとうございます！！そう言っていただけて光栄です！！ (2022年8月23日 19時) (レス) @page50 id: 280664fa32 (このIDを非表示/違反報告)
森の民(プロフ) - うおおぉ！最後まで尊かったです！さいこうだー！ (2022年8月23日 18時) (レス) @page50 id: 6c1a629d1f (このIDを非表示/違反報告)
紲那(プロフ) - あずきさん» いえいえー！ (2022年8月17日 21時) (レス) id: 280664fa32 (このIDを非表示/違反報告)
あずき(プロフ) - 紲那さん» コメ返ありがとうございます‼そうなんですね！教えていただき、ありがとうございます！！！ (2022年8月17日 4時) (レス) id: 452ba847db (このIDを非表示/違反報告)
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