【文スト】素敵帽子の溺愛する彼女は最強無敵の電撃姫

電撃×9 side芥川 ページ10

女は一歩前に出て今まで閉ざしていた口を開けた


『よぅよぅ、よぅ来はったねぇ。あての名はAよろしゅうなぁ』


Aと名乗った女はコロコロと笑った


「君、太宰君に認められたいと以前言っていただろう？だから、彼女が適任だと思ってねぇ。どうだい？」



確かに、太宰さんに認められるのにA…さんの力添えを受けた方が良いと感じたのも事実だが、それよりも彼女のそばにいたいと思った

「よろしく、お願いします」


その言葉に首領はニッコリ笑って頷いた

『ほんなら、色々自己紹介しよかぁ？

名前はさっき言った通りや。歳は17,
あての異能は発電能力で、最大電圧は20億ボルト。


太宰とは14の時からの付き合いで、幹部の中原中也はあての恋人や❤

よろしゅうなぁ』



「芥川龍之介です。歳は16。異能は羅生門、
よろしくお願いします」


深々とお辞儀をした

『太宰の教え子とは思えんほど礼儀ええなぁ』

コロコロと笑いながら言った



『ほな、言葉で説明すんのはめんどいからなぁ。首領、昔撮った鳴神の映像、まだ残ってるやろ？』


そう言うと首領は大袈裟に両の手を挙げて笑った



「勿論、あんなの滅多に見られないからねぇ」



ほんならよろしゅう と首領に言うと首領は はいはい、と言ってビデオテープを出してきた

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