【文スト】素敵帽子の溺愛する彼女は最強無敵の電撃姫

電撃×8 side芥川 ページ9

僕が始めてAさんに会ったのは、2年前太宰さんがマフィアを抜け自暴自棄になっていた時に首領に呼ばれて部屋に行った時だ


『芥川です。入ります』

扉を開けてはいると部屋には蝋燭の明かりだけが付いていて他の明かりが一筋も入っていなかった


目線を移すと椅子に座ってこちらを見ている首領と
床にクレヨンで絵を描いている、

それがいつもの風景だったがその日は違った


首領の座っている机を挟んだ向かい側に長い金髪の女が座っていた


「首領。呼ばれに扱い参上しました。ご用件は」


「そうそう、君の教育係だった太宰君、いなくなってしまだただろう？だから、新しい教育係をと思ってね」


��太宰��という単語に敏感に反応する


「僕は、太宰さん以外の教えなど必要ありませぬッ‼」


僕がそう言うと首領はまぁまぁと言いながら女に視線をずらした


その視線を感じた女は立ち上がり今まで後ろ姿しか見えていなかった顔が見え

息が、止まった。呼吸の仕方を忘れたように


そんな僕に満足そうににこりと首領は笑った


「彼女はポートマフィア1の異能力者であり現五大幹部が一翼 皇Aちゃん。

我がポートマフィアが誇る、最強無敵の電撃姫さ」

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