【文スト】素敵帽子の溺愛する彼女は最強無敵の電撃姫

電撃×36 ページ38

首領の所に報告を済ませ、仕事は異能を使って中也の分も早く終わらせて中也の足の間に座っている。


中也はあての髪の毛をクルクルと指に絡めつけて遊んでいる。


『あんなぁ、中也。紅葉の姐はんの所に鏡花って女の子がおってなぁ、ごっつ可愛えぇんや。』


中也の居なかった間のことを話せば優しく相槌を打ってくれる


まったりとしていると扉がノックされる。

「入れ、」

そう中也の声がかかれば開く扉には芥川が立って居た。

『芥川やん。どないしたんや?』


中也との時間を邪魔され少しイラついたが愛弟子なら話は別だ。


「はい、鏡花が太宰さんの捕獲に成功しました。只今は地下牢に降ります。」



『さよか。鏡花には良く休む様言ぅといて。』


(鏡花はほんに優秀やなぁ。また湯豆腐に連れてってやらな。

『はい、』

芥川は返事をし部屋を出ていった。

すると隣に座って居た中也が勢い良く立ち上がる。


『どないしたんや中也』


ビックリし思いのほか大きな声が出る


「太宰のとこ行くぞ。嫌がらせだ」

子供の様に楽しそうに笑いながら手を差し出す中也にあての頰も緩む。



『へぇへぇ、程々になぁ』

手を取って立ち上がり中也の隣を歩いていった。

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