7.え、結果?言わなくても分かるっしょ。 ページ7
そして、時はあっという間に流れ、放課後に。
私は下には行かず、体育館裏がよく見える窓を陣取った。
すると、忘れ物をしたのか先ほど帰ったはずの友人が声をかけてきた。
「あれ、Aじゃん。どうしたの?こんな時間に残ってるなんて珍しい」
「いや、下で面白い事やってるからさ。それ見てる」
「あー、半田への告白?」
「そ。でも今修羅場になってるよ、ほら」
「放してよジュリちゃーん!!」
「大人しく見送るんだよ!アタシらの手におえる男じゃないんだっ!」
...何やってんのさ、二人とも。コントか。
そうツッコミたいが、今は笑いを押さえきれない。
結局あの解読不可能の手紙を読んだのはデカイ方の女子、ジュリちゃんらしく、そして予想通り大きな誤解をしていた。
いやぁ、勘違いって怖い。
そんな事を思っていると、取っ組み合いはヒートアップしていき、半田はその場から去ろうとしていた。
いや、逃げようとしていたの間違いだな。
けれどその後も続く女の戦いに、半田は何を思ったのか立ち止まってボソッと男前な言葉をかけた。
私には全然何て言ったのか聞こえなかったが、雰囲気的に良いこと言ったんだなと察する。
そして半田の言葉により戦いは終戦し、これで終わり...かと思いきや、
「半田くーんっ!!」
麻衣子ちゃん?だけは諦めてなかった。
彼女はジュリちゃんからの腕から逃走し、半田へラブレターを渡そうとする。
読んでくれるまで帰さない、だって。
グイグイを通り越しての肉食っぷり、素晴らしい。
というか、
「まだあの子私の助言(?)を素直に受け入れてる...!何か罪悪感半端ない...」
「はぁ?アンタ何ぶつぶつ言ってんの?」
「え、いや?うん、あのラブレター持ってる子可愛いなーって」
あの子、素は全然グイグイいく女子じゃないんだろうに......私があんな事言ってなかったら普通の告白になっていたのだろうか。
でも当然、私がニセ半田タイプを言っていようがいまいがこんな告白になっていたということを、私が知ることはない。
そして結果は、
「字ぃ汚なっ...」
....という感じで幕を閉じました。
麻衣子ちゃん、よく頑張った。乙。
そしてドンマイ。
8.え?相沢くんじゃない?だって原作沿いで行きますもの。→←6.え?達筆で手紙書いた?そりゃ分からんよ。
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ストロベリーポッキー(プロフ) - 面白いです！更新頑張って (2016年8月28日 13時) (
レス) id: 4ec58af26d (このIDを非表示/違反報告)
神奈子 - 銀魂の作品の「え、いや何で私？」の番外編にリクエスト書いています。よかったら見てください。 (2016年8月1日 22時) (レス) id: 1035a550d0 (このIDを非表示/違反報告)
ひめゆり - 面白いです！更新頑張って下さい！(*´∇｀*) (2016年7月31日 20時) (レス) id: 679f7594a7 (このIDを非表示/違反報告)
縫月リン(プロフ) - 詩織さん» ありがとうございます!!更新頑張りますねっ! (2016年7月31日 16時) (レス) id: 60fea633a1 (このIDを非表示/違反報告)
詩織 - 面白いです！更新楽しみにしてます (2016年7月29日 15時) (レス) id: 7cff2cbe6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：縫月リン | 作成日時：2016年3月19日 14時
