私は貴方のようになりたかった

新学期4 ページ5

「あ、ねぇねぇこの前ね！」



話しているシオリをただ目で見ながら去年をおもいだす。




私がいたグループは結構、いや多分1番上のグループ。



成績のいい子が集まってる。


だからと言ってガリ勉女子の集まりではなく、去年の私のグループの中に通知表でオールAをとった子も愛想が良く元気で明るい子。



他の3人も結構頭がいい。



私は別にずば抜けて頭がいいわけではないけどそこにいる。




4:6の成績とテンションで存在してる。
というか私は変人だ。


不思議な子供と言った方がいい。


例えるならアリスの世界でいうチェシャ猫だ。


逆に窓の外をボーっと見つめていると、


「どうしたの？元気ないね」


とか


「なんかあった？」

とか


「ごめんね、なんか私しちゃった？」


みたいな気を使われる。



自分でも驚きだ。そんなに人に自分の変人やハイテンションの印象をつけていたとは。



だから私は・・・・

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