11話 ページ12
「えっ、切島とAって幼馴染なん！？」
「てかいきなり個性現れたとか、よくわかんねーよなー？」
「Aちゃん好きなヒーローとかいるん？」
「え、えっと…！」
自己紹介の後、わあーと集まってきてくれるクラスメイトたち。
ありがたいんだけど、私こう見えて人見知りだったりして、はい。
てんぱって何も言えずにわたわたしてしまう。
「わ、私」
「みんなそんな質問ばっかするとAもビビるだろー？
転校生嬉しいのはわかるけど、緊張しちまうって。」
切島くんがみんなの輪の中に入ってきて、なだめてくれる。
持つべきものは切島くんだ。
確かにそうだねーと質問ラッシュがやむ。
「でもよ、こんな倍率高い雄英高校に短期入学って相当なことがないとできねーよな。
その個性与えたやつ、もんのすげー強者ってことかよ。」
「ちょっと峰田。」
冗談だって怒るなよ、って拗ねるクラスメイトの峰田くん。
本当にその通りなんだよなあ…
私は何かしらの事件に関わってしまったわけで、何かしら危険が起きるリスクが高いのは確かだった。
「あの、迷惑かけたら…ごめんなさい。」
「いやいやいや、巻き込まれたのAちゃんやん！！
みんなそんなこと思わんよ、せっかく同じクラスやもん！楽しくやろう」
にこっと朗らかに笑ってくれる女の子はこの前テレビで少しみたことある。
お茶子ちゃんだ。
「そうだぞ！もうすぐ文化祭もあるよ！」
「峰田はいつでもしばく！」
「んな、おいらだってこんな可愛い女の子が増えて嬉しいに決まっ…いっでぇ！！！」
「ほら言ったそばから」
和気あいあいとしてくれるみんなに、ふっと緊張がほぐれた気がした。
楽しくなりそう、かな
少し、ワクワクとした気持ちが起きてしまう。
「ンなヘラヘラしてっから、狙われるんじゃねーの。」
みんなの輪から離れた席から、ピリッとした声が聞こえる。
「ば、爆豪くん…。」
「もっと緊張感もてや。」
「おい爆豪、なんでそんな言い方すんだよ。」
切島くんがちょっと怒ったように声をあげる。
や、やばい、なんかクラスの雰囲気が…
というか、なんなのこいつ…！？！？
「あ？本当のことだろうが。つかてめーらもそんな平和ボケ言ってんじゃねえ。」
そう言って爆豪くんはスタスタと教室を出ていく。
シーーン__
「ご、ごめんA、あいつあーいう」
「…ちょっと待ってよ！！」
私はガラッとドアを開けて、爆豪くんを追いかけた。
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おと。(プロフ) - チーさん» コメントありがとうございます！！更新遅れてすみません…！ぜひこれからも楽しんでいただからと嬉しいです！ (2023年1月27日 0時) (
レス) @page50 id: 4041acf31d (このIDを非表示/違反報告)
チー - このあとの続き気になります楽しみに待ってます(^ò▽ó^)♪ (2023年1月24日 22時) (レス) @page50 id: 0d525184d4 (このIDを非表示/違反報告)
ウェーイ - 楽しみに待ってます❗( ˶ˆ꒳ˆ˵ ) (2022年12月13日 7時) (レス) id: f97a453894 (このIDを非表示/違反報告)
おと。(プロフ) - ウェーイさん» こちらこそ返信遅くなってすみません！コメントありがとうございますーー！スマホ最高ですね✨続編までぜひお待ちください！笑 (2022年12月11日 11時) (レス) id: 4041acf31d (このIDを非表示/違反報告)
ウェーイ - すみません、idが違いますが、ウェーイです。iPadからスマホに機種を変えました。これからはコッチのidでコメントさせてもらいますね✨ (2022年12月6日 17時) (レス) id: f97a453894 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おと。 | 作成日時：2022年10月13日 21時
