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『お邪魔しまーす。』
私はいつも通り、会社帰りに幼なじみのマサイの家へと寄った。
｢よっ！お疲れ様ー。｣
『シルクじゃん。お疲れ様。』
部屋に入るとシルクが編集をしていた。
｢何、今日はどうしたの？｣
『資料整理だよ。手伝ってもらいたいみたい。』
｢そっかー。なんかいっつも悪いな。メンバーでもスタッフでもない奴に手伝わせちまって。まぁ、でもソラだからいっか。｣
シルクが笑いながらミルクティーを飲む。
『本当だよー。私じゃなかったら大問題だからね！今度お礼になんか奢ってよねー。』
まぁ私自身嫌ではないし、マサイに会えるから別にいいんだけどね。
｢えー！それは手伝わせてるマサイに言えよー。｣
｢誰か俺の事呼んだか？｣
シルクと話してるとオフィスにいたマサイがリビングに来た。
｢噂をすればマサイ。なんかソラが手伝わてるお礼になんか奢れだってよ。｣
『あっ！ちょっとシルク！別に冗談だよ。』
｢いいよ。いつも会社帰りに呼んじゃってるしな。今週の日曜日予定ある？｣
『いや、特にないけど。』
｢じゃあ日曜日飯でも食いに行こうぜ。｣
『あ、うん。分かった。』
思ってもない予定がたてられてしまった。
冗談でも言って良かったかも。
｢んでA。早速だけど手伝ってくんね？やってもやっても終わんなくてさ。｣
マサイはこうやって昔から私のことを名前で呼んでくれる。
他のみんなは苗字からとったソラっていうあだ名で呼ぶんだけどね。
『了解！さっさと終わらせよう。』
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作者名：夢 | 作成日時：2023年1月21日 2時
