【銀魂】男装少女が生まれ変わりました【坂田銀時】

103.なぜ ページ28

『生まれ変わり、Aが死んだ10年前のだ___』





土方の言葉が頭の中で何度もリピートされる






10年前のA___そんなの知ってるに決まってる。忘れるわけがない







だがなぜ土方がAを、しかも10年前のAを知ってるのかが分からない






銀時「それって…どういう…」






土方「いいから質問に答えろ、知ってるのか知らないのか」






まだ動揺中の銀時は「知ってる」とだけ返すことが出来た








土方「そうか…お前、今なぜ俺がAのことを知っているのか、なぜAが死んだことを知ってるのか考えてるだろ」






ズバリ自分の気持ちを当てられ、銀時はビクリと体を震わす






土方はフゥとタバコの煙を吐き、続けた






土方「なぜ俺が、まあもっと言えば総悟と近藤さんが10年前のAを知ってるかっつうと…



俺達もAと会ってたからだ」






その言葉に銀時は目を見開き唖然とする






なぜ、どうしてこいつらがAのことを知ってるのか。Aに会っていたとはどういうことか









攘夷戦争時代、土方達は武州にいたはずなのに、どうやってAと出会ったのか








疑問に疑問を重ね、混乱する頭で必死に整理する







そんな銀時をジッと見つめ、土方は分かりやすく、どういうことなのかを説明した

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