【銀魂】男装少女が生まれ変わりました【坂田銀時】

99.無題 ページ11

なぜ、生まれ変わりだって思ったか分からない








確かに顔だって、性格だって、大福の味だって、全てがAと同じだった






だがそれで『生まれ変わりだ』なんて思えないだろう






普通は別人、他人と言うだろう







だけど、なぜだか納得してしまうのだ







深刻な顔をしてしまっていたのか、Aは「どした？」と顔を覗き込んだ








銀時「あっいや！なんでもないっす！」







慌てて俺は手を横に振って無理矢理笑う







Aは納得したように「ふ〜ん」と言った







銀時「えっと…なんでAは病院やってんだ？」







何か会話をと思い、出た言葉が仕事の話






大人にしか出来ない会話だな( *｀ω´)






するとAは「そうだなぁ〜」と話してくれた







A「俺、昔から怪我した人の手当てをするのがなぜか得意だったんだ！だから自分で病院開いた




ほら、そこのカゴにいるウサギいるだろ？そいつも最初怪我してたから治してやって、そのまま飼ったんだ」








Aが指をさす所に視線を向けると、カゴの中でムッシャムッシャ緑い何かを食ってる白いウサギがいた







「ウサ丸さんだ！」とAはウサギの名前を教えてくれた








俺は椅子から腰を上げると、そのウサギが入ってるカゴの目の前まで歩く







そして中にいるウサギをジッと見つめた








ウサギかぁ…







そういやぁ、前もあいつ『うさ山さん』って名前をつけたウサギとたまに遊んでたよなぁ








昔の思い出を蘇らせながら、カゴの扉を開けて、ムッシャムッシャ緑いのを食ってるウサギの頭を撫でた

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