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69.父親 ページ19

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夕暮れ時。太陽も半分以上隠れ、辺りは黒と赤の美しいグラデーションに包まれている





銀八とAを乗せた車は、たった今白神家へと到着したのだった





A「……どうやって入ろう。ピンポン鳴らした方がいいかな?」




銀八「普通でいんだよ。いつも通り入れば」






不安そうに言うAに、銀八は「大丈夫だ」と声をかける





その言葉に安心したのか、Aは意を決して玄関の扉開けた






A「お父さん…いる?」





そう呼びかけると、奥の部屋から父ではなく、義母の幸が顔を出した






幸「銀八さんと……Aちゃん」






義母は銀八の顔を見た途端眉を寄せ、そしてAに視線を合わせるように身を屈めた






幸「……銀八さんに、何か聞いた?」





義母は囁くようにAに聞く






A「……あなたの目的が、よく分かりました」








Aは真っ直ぐ義母の目を見てそう応えると、義母は小さく溜息をついて「そう」と言葉を漏らした






と__その時







「なんだ、何かあったのか」




話し声に気づいたのか、Aの父__幸俊が姿を現した






Aは表情を硬め、ギュッと口を引き結ぶ





幸俊はAに気がつくと、少し心配そうな顔をして「A」と呼んだ







幸俊「今日病院に行ったらしいじゃないか、何かあったのか?怪我をしてないか?」








幸俊はAの方に歩み寄り、肩を触ろうとしたが、ピタリとその手はAに触れずに止まった






なぜなら、Aがいつもとは全く違う顔をしていたからだった






Aは、1度大きく深呼吸をすると、意を決して口を開いた









A「お父さん……私を家から出すって、本当?」





その言葉に、幸俊は大きく目を見開く





周りはシンと静まり返り、空気は途端に重くのしかかった





そんな中、幸俊は深くため息をつくと







幸俊「あぁ……銀八から聞いたのか__これ以上隠しても仕方が無いな」







と、諦めたように話始めた








幸俊「__もう無理なんだ、お前と暮らすのは。耐えられないんだ、見れば見るほど雪に似てくるお前が………

私は新しい生活を望んでいる、もう過去を引きずりたくないのだ」








幸俊は堰を切ったように今までの不満をAにぶつけた

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みみ(プロフ) - 土方と銀時さん» ありがとうございます!! (2020年4月1日 18時) (レス) id: d8555eea61 (このIDを非表示/違反報告)
土方と銀時 - 絵も上手いわ〜!応援してます♪コノヤロ〜!!! (2019年1月6日 11時) (レス) id: a123232f86 (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - 土方と銀時さん» はぁあぁぁありがとうごさいますぅぅう!!(´;ω;`)私本当に現金な糞野郎でコメントが本当に力の源になるんです(日本語おかしい)これからも見てくれると嬉しみが極まりますぞコノヤロー!!! (2019年1月5日 23時) (レス) id: 77b2aff7ea (このIDを非表示/違反報告)
土方と銀時 - 神だwwとてつもなく面白いんですけど!?応援してますよ、コノヤロー! (2019年1月5日 22時) (レス) id: a123232f86 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 更新待ってます! (2018年12月14日 17時) (レス) id: 6fdf847faa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふくふく | 作成日時:2018年8月1日 21時

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