【銀魂】無表情な子が万事屋の前で倒れていました【坂田銀時】

44.天人 ページ47

お客さんかもしれない


早く出なきゃ…



フラフラと安定しない足取りで玄関へ向かう



ガラッ


A「はい…どなたですか…？」



ハァハァと息をしながら、その人達の顔を見あげる



___ッ！




そこにいたのは、人間___地球人ではなく、動物の顔をした天人だった



人数は二人で、腰に刀をさしていた



「あ、すみません。ここに"白夜叉"がいると聞いたんだが…」


一人の天人が喋る



A「白…夜叉」



白夜叉…前にヅラさんから聞いた


白夜叉は、攘夷戦争時代に、銀時が呼ばれていたもう一つの名だと…



その名を、なぜ今__？



Aは、なぜか嫌な予感がして、首を横に振った



A「そんな人…知らない。だから帰って…」



そう言うと、天人達は二人顔を見合わせる



「でもな嬢ちゃん。確かにここにいると俺らは聞いたんだ」



A「知らない…」




早く帰って…！


フラつく足をぎゅっと我慢して立つ



熱のせいなのか、不安のせいなのか分からない汗が流れる







___ヒュンッ


一瞬だった



一人の天人が、刀で私の頬をかすめた



タラリと頬に血が垂れ、地面に流れ落ちた___

45.指一本触れさせない…→←43.アンケートは二番に決まりました！！♪( ´θ｀)ノ

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