27.助け ページ30
「これで終わりだ、嬢ちゃん!」
高々と刀を上に上げ、一気にAの背中へ振り下ろす
もうダメだと、目をギュッと瞑る…
___ドカッッッ!!!
A「!」
いきなり物凄い音がして、目を開ける
目の前には倒れている男の姿
なにが起きたか分からず、ただ目を瞬くことしか出来なかった
すると、上から声が聞こえた
銀時「大丈夫かっ!A!」
銀時だ___
銀時が助けてくれたんだ
A「ぎ、銀時…」
銀時「よかった…怪我はしてねぇみてえだな」
安心したように、フゥと一息つくと、辺りをを見回した
銀時「これ…Aがやったのか?」
A「あ…大丈夫、死んではいない…」
銀時は、落ちている二本の短刀を拾った
銀時「!」
その短刀で、Aが戦っていたとはすぐに分かったが…銀時が驚いたのはそこではなく
一滴たりとも血がついていなくて、綺麗なままだった短刀の事だ
銀時「ここで何があったんだ…?依頼人の猫は?」
A「あっフクちゃん…」
フクの事を思い出し、キョロキョロと辺りを見回すと、物陰に隠れていたフクが「ミャ〜」と鳴きながら、こちらに近づいてきた
A「よかった…どこも、怪我してないみたい…」
フクを抱いて、頭を撫でてやると、フクは気持ち良さそうに目を細める
その様子に銀時も、少しだけ微笑んだ___
〜〜〜〜〜〜〜〜
「本当に、ありがとうございました!」
フクを抱きかかえながら、深々と頭を下げる依頼人
依頼料を銀時に渡し、もう一度頭を下げると、依頼人は帰って行った
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みみ(プロフ) - りんごさん» 薄桜鬼!良いですよね!永遠に大好きです!全巻読んでくれたんですか!めっちゃ長いのにありがとうございます! (2020年4月1日 18時) (レス) id: d8555eea61 (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - クレハさん» ひぇえぇそれは良かったです!ありがとうございます!! (2020年4月1日 18時) (レス) id: d8555eea61 (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - 幽子さん» ありがとうございます!!!! (2020年4月1日 18時) (レス) id: d8555eea61 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - ふぉー!!!私も薄桜鬼好きです!小説全巻読みました!w (2017年7月5日 23時) (レス) id: 60be4dabfa (このIDを非表示/違反報告)
クレハ - 面白い♪ (2016年12月11日 22時) (レス) id: 27de01e27e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふくふく | 作成日時:2015年10月15日 0時