【銀魂】無表情な子が万事屋の前で倒れていました【坂田銀時】

21.依頼 ページ24

次の日〜



Aはいつもより早い、6時半に起き、銀時を起こさないように着替え、朝ご飯を作った



今日は新八が家に帰っているので、自分が朝ご飯を作ろうと、そう思ったのだ



A「…出来た」


作るといっても、味噌汁を作って卵焼きを作って米を炊いただけの、結構シンプルな朝ご飯だ



銀時と神楽と自分を入れて、三人分の朝食が完成した



そろそろ銀時達を起こそうと思い、銀時が寝ている寝室へ行こうとした____そのときだった



「プルルルルル…」



万事屋の電話がなった


Aはいきなりのことで、大分ビクついたが、急いで心を入れ替え受話器を取った



すると____



「あ、もしもし。そちらは万事屋さんでよろしかったですか？」


電話をかけて来たのは、声からして、30代くらいの女の人だった



A「あ…はい。い、依頼ですか？」



Aは少し緊張していた


Aは、初対面の人には結構緊張する方で、前のお妙や総悟の時も、少し緊張していたのだ



「はい、依頼なんですけど…今からそちらにお伺っても大丈夫ですか？」


A「あ…は、はい」


「では、今からそちらに向かいますね」と言って、電話は切れた…


A「…マズイ」


今から来ると、依頼人は言っていた


ということは、もう少しでここに来るのではないのか…？


社長___銀時は今寝ている…


Aは急いで銀時の寝ている寝室へ走り出す


ガラッ


A「銀時、起きて…もうすぐお客さんが来る」


銀時の顔をぺしぺしと叩くと、銀時は薄っすらと目を開けた



銀時「…客？今日は仕事なんて入ってねぇよ」



銀時はゴロンと寝返りをうち、二度寝する準備をする



A「さっき電話があった。今からここにくるって…」



そう伝えると、銀時の頭はみるみる覚醒し、そして青冷めていった

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