１１４．甘くて甘くて。 ページ9
和也くんは私とつないでいない反対の手を自分の口元に寄せた。
そのまま手は和也くんの口元を撫でていた。
和也くんの癖、たくさんあるな…。
「…和也くんがそうしたいときだって、遠慮せずに言ってね。」
私はどうしてこうも生意気になれるんだろう。
でも、不思議と自分が嫌にならなかった。
「どんな気持ちも分かち合おう…なんて、高校生のカップルみたいなこと思っちゃうよ。」
「大人になってもその気持ちは変わらないはずなのに、どうして恥ずかしくなるんだろうね。」
当たり前のことを言ってるだけなのに、なんでそれがくさいセリフに感じられちゃうんだろう。
若い子はすごい。
好きな人のために、ちゃんと言えるんだから。
「和也くん、」
「ん？」
「今日も甘いね。」
「うん、甘い。」
ケーキも気持ちもこの空間も、全部全部甘くてたまらなかった。
・
相葉さんはずっとずっと適当に走ってくれて、タイミングを見計らって私の家付近まで車を走らせていた。
「和也くん、今日は寂しいってならない？」
「今日は十分甘い気持ちに浸れたから大丈夫。あ…なってほしかった？」
いたずらっぽい笑顔より、きょとんと思い出したような表情でそうやって言うもんだから。
ちょっと面白くって。
「どっちでもいいよ。」
また私はぶっきらぼうに返事をしてしまった。
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Nas(プロフ) - kaoruさん» コメントありがとうございます！安心してください！下書きの段階で作者の私でさえ甘すぎて胃もたれレベルのこれからを書いてます（笑）5章でも甘すぎて2人が可愛すぎて、んーー！！ってなっていただけるよう尽くして参ります(^^) (2019年2月12日 22時) (
レス) id: 3fd1d0bc92 (このIDを非表示/違反報告)
kaoru(プロフ) - Nas様こんばんは！甘々な二人最高です...！もっとこの2人のいちゃいちゃ見してください(笑)Nas様の言葉通り幸せと甘みいっぱいのオフで胸がきゅんを通り越してギュンギュンします(*´ω｀*)移行後もたのしみにしております！！ (2019年2月12日 22時) (レス) id: 74bb214c55 (このIDを非表示/違反報告)
Nas(プロフ) - kaoruさん» コメントありがとうございます！彼らのことですから、幸せと甘みいっぱいのオフが始まる予感です…！楽しみにしていただけるととっても嬉しいです(^-^) (2019年1月17日 22時) (レス) id: 3fd1d0bc92 (このIDを非表示/違反報告)
kaoru(プロフ) - Nasさまこんばんは。テスト期間中のお忙しい中更新ありがとうございます！2人はオフをどんな風に過ごすのか楽しみです！^^応援しております^^ (2019年1月17日 22時) (レス) id: 74bb214c55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nas | 作成日時：2019年1月5日 13時
